第1052号
時間を意識できているか、
流行りの風邪で寝込んでいるとき、
考えてみました。
1か月を積み上げたものが1年後という
見方はできるのですが、1年を12で割ると
どうなるのか、
何をすればよいのか、
という逆算で考えて行動するというのは
私は下手だな、って感じています。
そろそろ人生を逆算で考えられる
時間感覚を身に付けなければ、と
本気で思ったものです。
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SNSを見ていると、知り合いの方々が
「還暦になりました」とか、
「なります」と言うのを読んで
「若いなぁ」と感じる自分に驚いて
しまいました。
自分が還暦のときは、実はそんなに
何も感じないで通りすぎてしまった
のですが、
今、あらためて振り返って、還暦を
「若い」と感じたということは、
つまり、あっと言う間に時間が過ぎた
ことによって、
やっと、この間の時間感覚が、
わかったような気がします。
還暦は若い、か、どうかは、
人それぞれだとしても、
1年1年をどういう長さと
とらえて過ごすのか、
という感覚は大切で、
それは誰もが頭ではわかって
いても、
つい1年後のことは、遠い先の
話のように思いがちで、なかなか
リアルにはイメージしにくいもの
です。
上手く伝わるかどうかわからないですが、
私は、年末は好きですが、年始は
好きではありません。
年末というのはゴールがそこに見えて
いるから、やるべきこと、起こることが
わかるので、ただただ1日1日をがん
ばれば、ゴールに近づく、という印象で、
そこに達成感もあるのですが
年始は、これから未知の1年が始まると
いう不安が押し寄せます。
何が起こるかわからないからワクワクする、
と書ければ、素晴らしいのですが、
自分ではどうにもならないことが
いつ起こるかわからない、ということを
日々実感するようになって、
これから1年どうなるんだろう、という
不安が頭をもたげます。
去年経験したことを、また今年もやるのか、
という、大変さをわかっているからこその
不安もあります。
自分ではどうにもならない状況を
いろいろと考えてもしょうがない、
というのは、仕事ではそれなりに
思えるのですが
人生全般において考えるとなると、
そう簡単には割り切ることはできず、
無常観のようなものに襲われて気弱
になります。
ですが、
それではまた無駄に時間だけが過ぎて
いくだけで、
きっと後期高齢者になったら、今の私を
「若い」と思って後悔するのは避けたい
ですし、
これもきっと、何かの成長のチャンス!
と無理やりにでも考えなおして
私がやってみたことは
自分を褒めること。
1年を4つに分けて、
2024年、できたことを振り返って
みました。
1~3月、4~6月、7~9月、10~12月
自己肯定感が低いので、私の場合は
できたことだけ挙げていきます。
そうすると、1~3月で、できなかった
ことが7~9月の期間でできていたり、
単年度の売上としては目標に届かなか
ったけれど、長期の契約をいただく
ことで、複数年度として見てみれば、
目的は達成している、とか。
点で見ていたことが、線になって
つながっていること、
やり続けることで、時間はかかって
いるけれど結果がでていること、
時間軸を長くしたり、短くして、
俯瞰で見ることができました。
その結果、
短い時間軸で達成できることや
少し時間がかかるものが、どういうもの
なのかを掴むことができました。
得られた気づきは、ちょっとのことで
一喜一憂しないということ。
「時間感覚」とはどういうものか、
肌感覚でわかってきます。
2024年はすでに1年間の目標が
あって、それをわかったうえで、
振り返りで4つに区切って達成度を
考えてみましたが、
2025年については、振り返るので
なく、事前に年間の目標をたてて
四半期ごとに小さい目標設定して
いけば、
より確実な時間感覚を身に付け
ながら目標達成に近づいていく
ことができると思います。
個人としての目標をたてたり
仕事においても目標設定する
機会が増えてくる1月ですが、
目標設定を、年間と単月、
という分け方だけでなく、
四半期ごとに分けて考える
ことは有効だと思います。
年間1200万円の目標を
月100万円の達成の積み上げ
だけでは、
1月未達になると
どのようにやるべき行動を
変えればよいのか、迷って
いる間に数か月過ぎてしまいます。
あらかじめ3カ月程度の範囲で
目標設定することで、
1月で100万円達成するための
行動をちょっとした新しいやり方に
変えて試す余裕ができます。
私のように、1年後を漠然と捉えて
イメージできずに不安になるなら
1年のゴール(ビジョン)を作り、
そこまでのプロセスは、
チームとして全員がイメージできる
最長の長さの3カ月ごとに分けて、
イメージを共有できることから実現
していくことが、理にかなっている
ように思います。
明日、朝、腰が痛くて起き上がれ
なかったらどうしよう、
だから、できることは今日のうちに
やっておこう、
という生き方をしてきましたが、
腰が痛くなったら、1週間でなんとか
挽回できればいいんだという時間感覚で
自分と付き合っていってもいいんだ、と
今は思うようにしています。
これが私なりの今の時間感覚で、
人生とこれから付き合っていこうと
思います。
お読みいただきありがとうございました。
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