私なりの未来への投資

第980号

投資と聞くと、今なら、新NISAを
思い浮かべる方も多いのでしょうが、

私の場合、仕事柄、
経営者の方とお話していて出て
くる投資は、人材への先行投資
です。

新卒採用などのお話を聞いて
いると、まさに未来への投資
です。

会社の成長のために
どういう人材に活躍して
もらおうか、という

これって、成長戦略だと
思うのですが、

お聞きしながら

果たして自分は、自分の未来に
投資できているだろうかと思う
ことがあります。

今日は、私にとって、何の節目
の日でもないのですが、

個人的に今年に入って思うところ
を、書かせていただくことを
お許しいただければと思います。
—————————————-

真面目な経営者の方は、
「現状維持は衰退」と、おっしゃいます。

止まることを良しとはされません。

止まることは簡単ですが、
自社は止まっても、
競合他社やお客様は常に進化
しているからです。

この危機感が経営者の背中を
押します。

でも、止まらず、前に進む
ためには、危機感だけでは
限界があります。

私の父は、工場建設の資金
返済がうまくいかなかったり
取引先からの試作の依頼が
重荷になったり

いろいろな要因が重なった
とは思いますが、

進むことに疲れて、
張りつめていた糸が切れて
しまい、会社をつぶして
しまいました。

現状に絶望するのでなく
少しだけ、未来に目を向け
られれば、

借金は、未来への投資と
考えられたかもしれません。

父が会社をつぶした年齢を
超えて、

今、私はどうかと言えば、

気が付けば目先のことで
一喜一憂してしまい、

近視眼的になって

いわゆる「時間軸」の短い
行動に追われる毎日になり
がちです。

これでは、未来への投資
など思いもしません。

それでもまだ時間がある、と
思っているうちに60歳を過ぎて
どこかしら、身体の調子が
悪いのが日常になってくると、
時間は有限だと気づかされます。

人生、後悔はしないけれど
反省は大切だと最近ようやく
思うようになって、

今年、もう一度、社労士の業務
にアンテナ立てて、

知れる範囲のことは知ろうと
思い、

社労士会の勉強会参加や情報
収集にも積極的になりました。

そんな自分自身の変化に呼応する
ように、

開業22年目の2月、少し加筆した
事務所のミッションは

“真っ当をあきらめない先に笑顔があふれる”

社労士の特性であるリスクヘッジや
ルールづくりだけでは会社は成果を
出せない、

前回のブログでも取り上げたように

経営戦略に結びつかない人事戦略は
おかしい、と社労士に限界を感じて、

10年近く前、チームビルディング
(組織開発)の世界に飛び込み
ました。

そこで、

違いや差が当たり前である以上、
それを認め、尊重することでしか
未来は開けない。

と学び、気づいて、

今、そこから1周回って
「真っ当」に行き着きました。

言い換えれば「公平」でしょうか。

単に法律論の言うところの公平
ではなく、
なかなかそれぞれの人にとって
の真っ当を叶えることは難しい
と承知していますが、

もう1度、社労士の知恵や知識を
ブラッシュアップして

知恵や知識の枠を広げて、

その先の未来に向けて、

社長も社員の方も
それぞれの強みを活かして
生きやすくなる、

そんな支援をしていきたい
と思っています。

まだまだ力不足なので
実践力を上げるためと、

そして、

中小企業でも
人材開発、組織開発ができる
すそ野を広げる一助となれば
と思い、

春から、

体力も考えてとりあえず1年
行政関連の仕事の委嘱を受けて、

組織に課題を抱える中小企業
の支援もさせていただくこと
になりました。

物理的に忙しくなるので
仕事の進め方も変わらざる
を得ません。

でも、

やり方を変えれば
やれる事が変わってきます。

一人で出来ることは限られて
いますが、

弊事務所の成長戦略

つまりは

事務所のビジョンである
“社長と社員が会社の中で、自己実現する幸せを
実感できる社会へ“

実現のために、

私なりの未来への投資
です。

人生の時間は限られていますが、
こうして語れる未来があることが
幸せだと思います。

取り留めのない個人的な話にお付き
合いいただき、ありがとうございました。

お読みいただきありがとうございました。
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