第969号
最近チームビルディングの勉強会で
ストレングスファインダー
の診断結果の「上位資質」をベースに、
お互いの強みの活かし方について
月1回話し合っています。
私は「コミュニケーション」という
資質が12位にあるのですが、
ストレングスファインダーの概念では
「コミュニケーション」は
自分のこと(自分の考え)を理解されたい。
というものです。
この資質が強く振れると、
「人と人は違う」とわかっていても
「自分のこと(自分の考え)を
理解されたい」
すなわち、
言葉で納得させようという影響力を
発揮してしまいます。
ですから、実際に、
理解しあえない状況に直面すると、
つい、「どうせわからない」という
ようなネガティブな感情が頭をよぎり
ます。
ネガティブにならずに
受け容れるには、まずは「自分を知る」
ことです。
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自分とは違う価値観を持って
いる人に、どんなにこちらの価値
観を伝えても、
共感してもらえる部分はあっても
100%の理解は不可能です。
ですから、
人と人は違って当然、
人のことは100%理解できないもの
というところから
組織づくり、人間関係づくり
を始めていくのがよいと思い
ます。
ネガティブにとらえてしまって
いるときにき使っている
「人と人は違う」という
ニュアンスは、
チームビルディングの師の
石見さんの表現を借りれば、
本来あるべき
Difference(ディファレンス):「違う・異なる」
ではなく
Eliminate(イルミネイト):「排除する、削除する」
という意味で使っているの
だと思います。
人はわかり合うために対話
する、と思っていますが
話せば話すほど理解から
遠ざかってしまうことも
あります。
自分とは違う価値観を
お互い、受け容れることが
できないからです。
対話するというのは、
お互いの大切な価値観などを
お互い“尊重しあいながら”
話し合うということだと
思います。
ルービックキューブを
想像してみてください。
ルービックキューブは
どんなに頑張っても
6面中3面しか見ることが
できません。
つまり、見えない3面が
存在するということです。
これを「見ない」のではなく
見ようとすることが大切です。
(そういう発想がないと、6面完成しません)
これがチームビルディングの
考え方です。
お互いの違いを拒絶するのでなく
「へぇ~、おもしろい」
と思って大切にしあえる関係性に
なるためには、
「見えない」
「わからない」部分を
自分の価値判断や
フィルターを通さずに
そのまま受け容れること
です。
それには、自分のなかに
どういう資質や思考の傾向等、
あるのか
「自分を知る」ことです。
最初にご紹介した
ストレングスファインダーも
メルマガで何度かご紹介している
効き脳診断も
https://www.suzukey-stone.com/2023/07/04/914-2/
結果を可視化して
自分を知り、そのうえで
相手の結果を知れば、
人と人は違って、
100%理解できないもの
だということを
受け入れやすくしてくれます。
「自分を知る」ことは大切です。
お読みいただきありがとうございました。
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