第830号
以前、ブログでも紹介した
「ユニコーンに乗って」という
TBSドラマのなかで、
チームビルディングという単語が
出てきました。
テレビの番宣で、何度も広末涼子さんが
この言葉を発している場面が使われて
いたので、見た方もおられるかも
しれません。
私などは「広末涼子が言ってる」
それだけで、なんか感慨深いものが
あったのですが、
ドラマを見ていた仲間に言わせると、
違う意味の「チービルディング」が
広まれば広まるほど、やりづらくなる
と危機感を持ったといいます。
確かに、言葉の意味を
どうとらえるか
伝わるか
最初が肝心です。
チームビルディングを学ぶきっかけを
与えてくれた石見幸三さんが
チームビルディングSSR理論を宣言しました。
新しい言葉を浸透させるには
トップが決めて、宣言することから
始まります。
SSR理論
https://iwamikozo.com/ssr/
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「役不足」という言葉がありますが、
これを能力不足という意味だと誤解
している人が案外いるようです。
本来は能力に対して役が小さい、
という意味なので
能力不足を言いたいなら
「力不足」が正しいわけです。
一度誤解してそれが広まってしまうと
訂正するのは難しいものです。
今、ビジョンや理念を作る会社は
多いと思います。
作ったら終わりでなく、
いかに浸透させられるかがポイント
ですが、これがなかなか難しいです。
1回説明して、皆が見る壁に貼っておけばよい、
というわけにはいきませんね。
ビジョンは、
チームビルディングの組織を構成する
3要素
人材力×組織力×関係力で言えば
組織力(仕組み)です。
人材力
人の持つ思考や行動パターンから導かれる
個人強みや弱み、特徴などを指します。
組織力
組織の構造を規定するものを指します。
具体的には経営ビジョンや理念、目的や
目標のような目指す先を指示したものや、
制度やルール、仕組みです。
関係力
人と人をつなぐコミュニケーションを
指します。
具体的には1対1のコミュニケーションから
多対多のコミュニケーション、対面や
リモートでのコミュニケーション等、
様々です。
これら3つの要素をらせん状に回して
いくことで、組織の成果につながります。
この掛け合わせる3つの要素のことを
これからは、SSR理論と称していこう。
と石見さんが決めたことで、
私たち仲間も、これを広めていくことの
覚悟が決まった思いです。
ビジョンが浸透していくためには
組織力だけではうまくいきません。
人材力
→ビジョンに共感してくれて
うまく使っていこうという思いの人が
存在することが大切、です。
関係力
→いかに対話し、コミュニケーションするか
これらが必要です。
そして忘れてはいけないことは
ビジョンを浸透させるには
上からの強制ではなく
日常業務で2択を迫られたとき、
ビジョンに合っているのはどちらだろう、
というように
ビジョンに当てはめて考えることが
習慣化するようになるまで
もっていくことを目指します。
知らない
↓
知っている
↓
やってみる
↓
わかる
↓
できる
(ホメオスタシスの壁より)
日々の業務のなかで
ビジョンを活かす癖付けが
できるようになることです。
ビジョンの浸透(習慣化)に
つながるために
この「流れ」を作っていくことが
大切だと思っています。
そしてこの流れの第一歩は
トップが
(例えば)
「これからはビジョンが機能した
自立した組織になろう」
と、宣言することから始まるのだと
思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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