会社に貢献してくれている

第791号

「会社に貢献してくれている」

そんなふうに言われたらどうでしょうか。

私だったら、うれしいです。

でも、もっと期待に応えなきゃ
認められたい、
そう思うとプレッシャーも感じます。

実際、その貢献度に対して
手当を出していたり

評価会議では、しばしば
最高点をつけた根拠として
語られたりするのが
貢献とか、よくやってくれている
という言葉です。

ただ、その貢献というのが
その人しかできない高度な技術
とかというならまだしも、

誰でもできるけれど
その人だけがやっている

「任せっぱなし」
ということであれば

仕事の属人化、とも言えます。

残酷ですが、

経験が成長を促すなら
貢献してくれるその人も
その仕事をまだ経験できていない
同じ部署の人も

成長する機会を
失っていることになります。

人が成長しなくなったら
会社の成長もありません。

それって、よくやってくれている、
貢献してくれている、
とは、言えないと思います。
———————————————–

中小企業では、なかなか
テレワークの普及率が伸びません。

むしろデメリットが多いと答える
会社も多いといいます。

・意思疎通が困難

・できる業務が限られている

確かに一理ありそうですが、
それが、テレワークが始まった
から、そうなったのか、

といえば、そうではないと
思います。

モノを作る製造業でも
営業部隊はテレワーク、
という関与先もあります。

新商品開発で
「どうすればできるか」と、
日頃社員に考えるように
言っているのに

テレワークができないなんて
言えない、

ということのようです。

「テレワークにはできない」
という選択肢を
いったん捨てることで

テレワークを活かす方法が
見えてきます。

春は異動のシーズンです。

あらたな経験を積んで
成長するために
今の仕事を手放すことも
大切だと思います。

組織は成長するために
人を採用し、異動させます。

いったん人の流動によって
生産性が落ちたとしても
それを織り込み済みで
実践することが成長に
つながるからです。

人には「承認欲求」があります。

どうしても、捨てきれないのが
「これまでこの仕事で評価されてきた」
「この役割が一番強みが発揮できる」
「ほかの仕事では評価されないかもしれない」

その結果

「この仕事しかやりたくありません」
ということになってしまうことが
あります。

一人の声としてとらえるか

組織の膠着(こうちゃく)化の
始まりととらえるか

そして、

会社は異動を大胆に
行うためにも

たとえば、

ノウハウが人ではなく
組織に残るように

マニュアル化に取り組んで、
少しでも早く、新人を
即戦力化できるように
することも、必要だと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

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