仕事の流れがしっくりこない

第705号

先日、久しぶりに
携帯を忘れて仕事に
出てしまいました。

出かける前のちょっと
した空き時間に
充電しようとして、

「さぁ、出かけるぞ」
というとき

いつもと違う場所に
仮置きしていた携帯を
持たずに出かけて
しまったのです。

いつもと違う場所に
置いたことで

いつもの標準の行動
と、ズレが生じて
しまったということです。

「忘れないように
次からは気を付けよう」

と、考える人は

自分の能力を信用
しています。

行動のズレを、能力で
補おうというもの。

以前の私もそうでした。

最近は年齢とともに
自分の能力をむやみに
過信しなくなった私は

通常は、「まぁ数時間で
いったん戻るから、
なんとかなるだろう」

と図太くなりましたが

宿泊などで、
絶対忘れ物が
できないときは

自分の行動の流れを
仕組みにします。

前の晩から準備
できるものは

準備して鞄の中に
いれておく

当日も使用するので、
まだ鞄に入れられない
ものは

机の上に、あらかじめ
並べて、

当日の行動を想像して
目に入るところに
置いておきます。

忘れないようにと
意識しなくても

必ず目に入れば、
手に取って
鞄に入れるという

あらかじめ行動の
おぜん立てをして
おきます。

「気づくだろう」という
自分への希望的観測は
一切なしです。

いつもの行動パターン
のなかに、落とし込んで
いくので

朝、急いでいたとしても
無理なく、自然に必要な
ものを持ってでかけ
られます。

仕組み化とは

いつ、どこで、誰が
やっても、同じ成果を
出せる方法にすること

と、定義づけることが
できます。

つまり、特定の人の
能力にたよらない

『属人化』しないことです。

原則テレワークだった
ものが

原則出社の生活に
戻ったせいか

以前はうまくいっていた
仕事の流れ、パターンが

どうもしっくりこない、
効率が悪い

という声を、お客様から
最近聞きます。

「以前はうまくいっていたのに」

やり方、仕事の手順など
新型コロナウイルス以前と
変えていないから
しっくりこないのか

気づいていないだけで
自分のやり方、
仕事の手順を

この1年で
変えてしまっているのか

一番怖いのは
仕組み化していたと
思っていたのが

実は、属人化
だったのかも
しれません。

何が違うのかを
事実に基づいて
明らかにしていくと

どこをどう変えれば
うまくいくのか

そのポイントが
見えてきます。

一度作った仕組みが
いつも最善とは限りません。

しっくりいかないなら
どういう仕事の流れが
合っているのか

仕組みも見直して
みましょう。

お読みいただき、ありがとうございました。

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