第339号
先週、今週と 続けてセミナーに参加しています。
ノウハウ、仕組みを学ぶものも必要ですが、
提案型の研修はイメージが膨らんで楽しいです。
今日は、そんな「働き方改革をゲームで学ぶ」
研修の体験会に参加してきました。
働き方改革といえば、社会保険労務士
と思っていただく方も多いようで、お忙しいでしょう、
と言っていただくのですが、まったくそういうこととは
無縁なんです、残念ながら。
ただ、派遣元責任者講習で1コマ担当しているので、
そこでは年次有給休暇の年間5日付与や
時間外労働の上限規制について、触れて話をしています。
働き方改革関連法の成立による
法律の義務なので
大変ですが、できるところから、
まぁやるしかない、ということですね。
ただ、どうせ義務なら、主体的に取り組みたい。
食わず嫌いにならないで、うまくこの機会を
活用していかないとなぁ、と思っています。
楽しみながら、会社が良くなると感じてもらえそう
な研修とかはないかなぁと探していたところ
株式会社NEWONEが提供する
働き方改革ゲームというカードゲームに出会いました。
https://new-one.co.jp/
6人ひと組になって、働き方改革をテーマとした
施策(54個)の実施を意思決定をする中で、
自分自身、どのような組織を作りたいか、
何を大事にして働いているのか
を、会社を創業してから5年間の中で考える
というものです。
ポイントは
最初にチームでどんな会社にしたいのか
を決めてからゲームを始めるところです。
同時に、自分の価値観を示すカードも
振り分けられて、目指す組織像と
自分の価値観をいかに共有させて
会社を育てていくか
ということだと思います。
いかにも、組織開発をしている会社が
作ったゲームです。
何度も言っていますが、
何度言ってもいいと思うので
あらためて言うと、
働き方改革は、目の前にある(目に見える)
問題を解決することではありません。
もちろん、目の前の問題を
解決することは必要ですが、
それを解決しても、また同じことは
繰り返されます。
負のスパイラルです。
私は、
目指すは、” 働きやすくて ”
” 働き甲斐のある会社” だと思っています。
これは、今日のゲームで、
チームの「目指す組織像」を決めるとき、
参加者の一人が言った言葉と偶然重なりました。
働きやすいというのは、
環境が整備されていることです。
働き甲斐というのは、
やる気が高まることによって
生まれるものであり、
組織開発的にいうなら、
” 心理的安全性が高い ”
と言い換えることができます。
どちらかを目指すというなら
働き甲斐のある職場です。
どんなにきれいなフロアで
福利厚生がよくても、
仕事が単調であったり、
強制力が強い職場だと
働きがいは生まれにくいです。
一方、働き甲斐のある職場では、
多少の働きにくさは苦にならない
のではないでしょうか。
なぜなら、働き甲斐のある職場が、
たえがたいほど働きにくい環境
ということとは、結び付かないからです。
まずはこれを解決することで
働き方改革に取り組んでいきたい、と
ひとつテーマを決めましょう。
そして、それに取り組んで、
次はこのテーマと、
継続して取り組みます。
継続することでチーム力が向上し、
生産性の向上に、最終的に
つながっていきます。
根気は必要ですが、やり続けるしかありません。
お読みいただき、ありがとうございました。
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