第289号
昨日はサッカーのアジアカップ準決勝 対イラン戦でした。
苦戦は必至といわれたなかで、
終わってみれば3対0のスコア。
でもどこでイランに流れが傾いても
不思議ではなかったです。
現時点ではまだ決勝戦の相手は
決まっていないのですが、
UAEだと、元日本代表監督のザッケローニ
監督が率いているので、日本の選手たちも
対戦してみたいと言っています。
このザッケローニ監督が言い続けていたのが、
「自分たちのサッカー」でした。
結果として、ブラジルワールドカップでは
1勝も出来ず予選リーグ敗退に終わりました。
そして、今回のアジアカップでの
日本代表の戦い方を称して、
” 「自分達のサッカー」を持たないことが強さだ ”
という一文をみつけました。
相手が苦しむようなサッカーを続けるのが
このチームの特徴で、いわゆる型というのがありません。
勿論、必勝パターンを持つとことは大事ですが
それにこだわりすぎると、それが通用しなかった
ときに立て直しができません。
その意味で、準決勝まで1点差で
勝ちを拾ってきたのが、一変して
準決勝ではスコアとしては大差の勝利。
これが何を意味するかというと、
相手によって戦い方を臨機応変に
変化させてきた結果と言えるものです。
森保監督が会見で
今までやってきたことをベースにして、試合の中で現実と向き合ってプレーする。
と言ったように、それこそが日本のサッカー
なのかもしれません。
組織を作るとき、
社長には理想の姿があるかと思います。
ただ、それは、今ならティール組織とか
ホラクラシー型などが出てきましたが、
これらに当てはめることとは違うと思っています。
この〇〇型というのは、テンプレート(雛型)ありき
の考え方だと考えます。
型ではなく、拠り所は” ビジネスをどう展開するのか ”
これによって組織が作り上げられるのだと考えます。
ですから、下敷きとして〇〇型というのを
置いてもよいのですが、自社のビジネスがやりやすい
型にしなければ意味はありません。
ビジネスの展開が変われば、
組織が変わることもあり得るのです。
ビジネスでもサッカーでも
強みを活かすことで成果がでます。
よって一番成果が出やすい体系(陣容)を
とることが第一です。
でもそれは決してパスサッカーとか、
縦に早いサッカーというような
戦術ではないのだと考えます。
元日本代表監督のオシムは
「サッカーでは、がむしゃらに走ればいいというものではない。重要なのは走りながら考えることだ」
と言いました。
走りながら考えて柔軟に対応する。
多様性の時代には、戦術や目標の上に位置する
ゴールのための戦略の推進を視野に入れながら
どんな組織であるのがよいのかを考えていくのが
しっくりいきます。
それができれば、大迫選手という
日本代表の強みの駒を使えないときの
システムも見えてくるのだと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。