第267号
毎年思うことですが、
1週間前は桑田さんとユーミンの共演に
感動していたんだって思うと、
1週間って早いなぁ、
1週間で年をまたぐことの不思議を
いつも感じます。
なんだかんだで
昨日もDM送ったし、
ブログは毎日書いてるし、
onとoffの切り替えがわかりづらいですが、
やっぱり今日はピシッと仕事モードに
切り替わるから不思議です。
1月7日 日本経済新聞朝刊の春秋欄で
「今年の仕事始めはいつからか」を
アンケート調査して3日の放送で発表していた
TOKYO FMのアンケートの結果を
取り上げていました。
結果は—————————————————–
もう始まっている 26.9%
1月4日~6日 36.8%
7日以降 36.3%
(回答票数:413票)
TOKYO FM「Skyrocket Company」より
https://tfm-plus.gsj.mobi/news/RyuBXMzfOY.html?showContents=detail
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この結果をどう見るのか?
もう少し、1月4日~6日始まりが多いのかと
思っていましたが、意外に拮抗しています。
これを、役所が4日から始まることを基準に、
役所と役所に準拠する会社,
社員の連休取得を優先する会社,
上記2つ以外
と、春秋欄では区分しましたが、
そんなにきれいに区分できるものでもないようです。
飲食業など年末年始は
休日返上かと思っていましたが、
31日や1日を休業にするチェーン店が出てきました。
デパートも元旦から営業する店舗がある一方で、
3日からの営業とする店舗が出てきたりと、
ばらつきがでてきました。
飲食業は人手不足でやむにやまれずの休業。
待遇改善に取り組む手段として、
休日を増やす方法に出ている
というのが実情のようです。
一方、本当は三が日休業を検討していた
伊勢丹は昨年3日の休業を断念。
初売りを遅らせれば、
仕事始めに重なって集客に響く
という社長の判断です。
従業員のモチベーションアップなど
中長期的な効果を見込んでの
三が日休業案でしたが、
集客という点で、どうしてもそちらを優先
せざるを得なかったようです。
今年は、初売りとセールを
同時に開催するという離れ業を
やってのけ、大いに人を集めました。
人手確保と売上の共存は難しいのでしょうか。
働き方改革の追い風で、
働く環境を改善し、従業員の満足度を
高める動きはさらに加速していくでしょうが、
一方では、長期的にどうだと言う前に
目の前の売上を取りに行かざるを得ない
という業界それぞれの状況もあります。
春秋欄でもとりあげられていたように、
消防士、看護師などの現場は、
働らく仕組みとして、急速にかじを切ることは
難しいでしょう。
確かに現状はそうでしょう。
今までは。
それでも通ったのかもしれません。
正月だけが休日ではないので、
年間を通じて、休日が十分取得
出来れば問題ないのですが、
そうでないならば、
やはり働き方を変えることを
真剣に考えなければならないのが
今のこの国の状況なんだと思います。
やり方は簡単です。
この日の日本経済新聞に政府広報が載っています。
https://www.gov-online.go.jp/cam/hatarakikata/
やってみるもんです。と促しています。
確かに、やり方はわかりません。
でも、やれば、きっと会社が
よくなることはわかっています。
社員をまきこんで”自分ごと”として
取り組むことしかありません。
政府広報のコピーは———————————————
ちゃんと有給取らせてあげれば、仕事の配分が見直せる。
ちゃんと残業管理してみたら、業務のムダが見えてくる。
ちゃんと待遇を良くすれば、社員のやる気も湧いてくる。
そうしたら、ちゃんと業績が良くなって、社長の株も、ちゃんと上がる
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これをやったらどんなよいことがあるのかは、
コピーには書いていません。
経営者が、上からやり方を言っても、
よくなるものではありません。
社員が
どうやったら実現できるかを
考えるようになる環境づくり
をすることが、実は一番の近道です。
やったらどんないいことがあるかを
イメージできなければ、
やり方を教わっても、継続できません。
社長が本気になって
社員がやってみようと思って
やってみて
はじめて、「やってみるもんです」
と言えるんだと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。