目的と目標 仕事がうまく回っているという負のスパイラル

第255号

弊事務所は27日で仕事納めです。

例年になくギリギリまでバタバタ忙しく
またブログに休みはないので、
1年を振りかえるというのも、
やらないまま終わりそうだったのですが、
やっぱりこれはやったほうがいい
と思うことがありました。

引き出しを片付けていると、
今年の抱負が出てきました。

常に意識していたわけではないですが、
なんとなく頭にあった1年でした。

顧問契約は単発契約に変わってしまった点
を除けば、すべて叶っていました。

アクションプランとして、月ごとに目標を落とし
込んでいたのですが、こちらもその設定した月に
近いところで、叶っていました。

 

身の丈より少しだけ背伸びする
目標をたてたので、まぁ。やる気さえあれば
できる、とも言えますが。

この叶いました!というのは、
なんにしてもいい気分です。

自己肯定力が低い私としては、
こういう成功体験が次の行動への
大きな力となります。

 

やってみて実感したのは、
目標はやはり書かないとダメだな
ということです。

書かなくても、
「今年はお客さんが増えるといいなぁ」とか
「仕事がうまくまわっていくといいなぁ」とか
毎年普通にというか真剣に思っています。

そして普通にがんばっています。

でも、年末振り返ってみると
あまりうまくいっていません。

どうしてでしょう?

書いていないから?

具体的な行動目標とかまで落とし込んでいないから?

そもそも、うまくいったことがないから[成功体験がないから]
気持ちが空回りしてる?

 

いろいろなことを考えていくうちに、
うまくいくとはどういうことだったのかを
見失います。

見失ったまま、ただ“がんばる”ので、
まさに負のスパイラル突入です。

答えは簡単でした。

お客さんが増える状況ってどういう状況なのか

仕事がうまくまわっている状態ってどういう状態なのか

ここが、ちゃんと自分の中で、
イメージできていなかったのです。

”うまくいくとはどういうことなのか”を見失うまえに、
そもそも明らかにしていませんでした。

具体的になりたい状態を書く。
自分の気持ちに正直になるということですね。

 

これは評価制度や仕組みづくりで
よくお話する目的、目標の明確化ということですね。

 

ついつい年頭の決意というと
目標だけをたててしまいますが、

目標っていうのは具体的なものなので、
出来た、出来ないと、
常に自分と向き合う、しんどい作業でもあります。

だから、目標の先の目的を
しっかりイメージできていると、
目標に囚われすぎることがなくなります。

そしてなにより、
目的はころころ変わるのはよくないですが、
目標は変わってもよいということです。

私の場合、目標の顧問契約は、
単発契約に変わってしまったのですが、

1件でも多く人事制度づくりに携わって
経営者と社員の成長する現場に関わる
という目的は達成できました。

これは、書くことで自分の思いを
客観視できるからこそ、気づけることでもあります。

 

さぁ、今年も残り4日となりました。

しっかりまずは”振り返って”から
目的を意識して、目標を立てたいと思います。

その前にまずは大掃除とおせちづくりです。

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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