第183号
経団連の中西宏明会長が、内定を出して
よい日として指針に定めている10月1日を
過ぎた、3日の定例記者会見で、
会員企業向けに会社説明会や面接の
解禁時期などを定めた採用活動の指針
を廃止する意向を表明しました。
内内定を出すことも当たり前の今、有名
無実化しているこの採用指針が、廃止
されるのは当然と言えば当然なのかも
しれません。
ただ、何もルールがないというのも
混乱を招くだけだと思うのですが。
今後どうなるのか、もう少し動向を
見ていかなければなりません。
とはいえ、履歴書(あるいはエントリーシート)
や面接は、採用選考からなくならない
ものだと考えます。
この面接でよく尋ねられることに
「あなたの長所と短所をあげてください」
「あなたの強みは何ですか」
という質問があります。
これは、何も採用の時だけの質問では
ありません。
Webの辞書で意味を調べてみました。
長所:性質や性能などで、すぐれているところ。
すぐれている点。よいところ。とりえ。美点。
強み:強いこと。また、その程度。頼りになるすぐれた点。
ちょっと、長所と強みの差がわかりませんね。
さぁ、じぶん才能に目覚めよう
ここでは、強みを
「常に完璧に近い成果を生み出す能力」
と定義しています。
つまり、すぐれているだけならば長所、
その中で、成果を出すものについては
強み。
と、切り分けることができます。
この自分の強みを自覚し、それを活かす
ことがビジネスにおいては大切です。
強みを最大限に活かすには、
弱点にこだわらないことです。
弱点を克服しても、マイナスがゼロに
戻るだけです。
成果を出すためには、自分の強みを
自覚し、それを活かすことにほかなりません。
では、弱点は無視してよいのでしょうか?
そういうことではありません。
弱点とは、うまく折り合いをつける
ようにすることです。
たとえば、営業畑出身の社長で、
管理が苦手なら、外部の専門家を
雇って、アドバイスを受ければよいのです。
任せるという考え方もアリ、ということです。
” 強みは、成果を生み出す能力 ” だと
お伝えしました。
どうして強みを活かすと組織の成果が
でるのでしょうか。
強みを活かして仕事をするということは
個人のモチベーションを引き出すこと
でもあります。
個人のモチベーションが上がらなければ、
組織として成果を出すことはできません。
そのために、
「さぁ、じぶん才能に目覚めよう」
でも取り上げられている
ストレングスファインダーの診断
などを使って、
まずは自分の強みを知ることが大切です。
お読みいただき、ありがとうございました。
つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性を
デザインする鈴木早苗でした。