
第1060号
緊急性の高い仕事をしていると
ゴールが見えているので、大変だけれど、
プロセスは辛くても楽しいし、満足感も
あると私は感じています。
これは思考の癖なんだと思います。
緊急性の高い仕事は、いわゆる時間軸が
短いものです。
忙しいときに、“幸せ”だったり、
達成感から、満足度が上がる、という
ように思っていたのですが、
それは『幸福』かと、あらためて考え
ると、人は忙しさで幸福度が上がる
わけではないだろうと思います。
————————————————-
仕事があるだけ幸せ、忙しいのは
なによりだ、とか言う時代に育って
きましたが、忙しさもいろいろあり
ます。

1. 時間軸の長さ
1年間のプロジェクトを任された
とき、忙しいのは忙しいのですが、
ゴールが先のほうにあって、近づい
ているとはなかなか思えないもどか
しさや、不安を感じながら進めて
いたものです。

そこで、気が付いたことは
時間軸が短いときと同じやり方では、
プロセスを楽しむどころか、結果も
ついてこない可能性がある、という
ことです。
時間軸にあわせた打ち手を打てるよう
になることが必要です。
そのためには、日常で、意識して、
短期と中長期視点の両方で普段から
考えられるようにしておく必要があり
ます。
視点を変えると、1年間のプロジェクトも
12か月をいくつかに分けて、小目標を立てる
ことで、1年間のプロジェクト目標と、
小目標をいったりきたりして考えることで
私のような、時間軸が長いものをイメージしに
くい場合でも、なんとか、時間軸を少しずつ
伸ばしていけるようになります。
そうしていくと、目標の先の目的(何のために)を
考える癖付けになり、たとえ短い時間軸や緊急
性の高い仕事が普段は多くても、その先を意識
して行動できるようになるので、
行動に応用力がついていき、対応に再現性が生まれ
てきます。
緊急性の高い事案は、基は、同じ課題であって、
そこを解決していないから起こると考えるから
です。
2. 忙しいは幸せ?
ところで、会社員時代、忙しいときに幸せを
感じていた(と思っていた)私は、忙しければ
どんなときでも幸せを感じていたかと言えば
そうではありません。
小売業時代、年末の催事応援に駆り出され、
指示されるがまま、商品を持って、いったりきたり。
確かに催事が上手くいったときは「やったぁ」
という満足感を皆で共有できましたが、
幸せか?と言われると、ちょっと違います。

私が所属する日本キャッシュフロー
コーチ協会コミュニティアドバイザーで
中国拳法の2012年世界大会トリプル
メダリストでもある坂本春之さんが
メルマガで「幸福心理学」を紹介して
いました。
もちろん、幸せの定義は人それぞれ
だとは思うのですが、
この心理学では、
幸福度を決定する要因は
遺伝子 50%
環境 10%
そして
行動 40%
だと言います。
遺伝子50%とは生まれながら
持っているもののことで、
そこに環境要因10%が加われば
まさに幸福感も「人それぞれ」
となるのはわかります。
では、遺伝子や、これまでの生活
環境は、相手があることだったり
して、コントロールできないとしても
残り40%の行動部分については
自らの行動で幸福度を増すことが
できる、と研究者たちは考えてい
ます。
私が忙しいと言いながら楽しそうに
仕事していたのは、
自分で納得している目標に向かって、
そこまでのプロセスで何をするかを
自分で決めて行動していた。
と、分解することができます。
こういう行動であれば、
辛さ以上に幸福度が増して、
楽しそうに見えていたのだと
納得できます。
一言で言ってしまえば
「目的をもって主体的に動く」
ということなんだと思います。
人はやりたいことしか行動できない、
という「快の選択」の考えにも
通じるものです。
忙しい状況は、なかなか変えられ
ませんが、時間軸を意識して、その先
の目標や目的を考えたり、
やらされ仕事でも、プロセスは自分で
決めて行動していけば、
幸せとまではいかなくても、
ちょっと、いつもの仕事が違って見えて
くるのではないかと思います。
お読みいただきありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
このブログは、メルマガでも平日2回
お届けしています。
ご希望の方は、 下記フォームよりご登録ください。
