自分のために働く

第1049号

ホンダ創業者本田宗一郎氏は
「まず、自分のために働け」と
言っています。

一生懸命に働くことが、同時に会社に
プラスとなり、会社を良くするという
考え方です。

たとえば、この1年、
自分で選択したといえること、
自分で決めたことがある、

そう言えることがあることが、
自分のために働く、という
ことなんだと思います。

とはいえ、どうしても流されて
やっている仕事も多くなってしまいます。
———————————————————-

主体的に選択してきたか、どうか
ということだと思うのですが、

たとえ上司が決めたことであっても
自分でそれに “ 従うことを選択
した、ということでもよいので

自分で選択して決めた。
ということを実感として積み重ね
ていくことが大切です。

何故か、と言えば、

結局のところ仕事の良し悪しは
個人のモチベーションに行き着く
ものです。

そのモチベーションは
自分の強みを活かして仕事を
しているときに上がるもので
あり

会社の目的と自分の目標が
つながっているときです。

「何をする」という目標だけ
では不十分で

「何のために」という部分が
欠落していると、

やりがいまでは生まれません。

まずは、

自分は何のために働くのか?

そこからがスタートです。

自分のために働けと、
本田宗一郎が言ったのは、
戦後すぐの時代です。

その時でも十分異質な
考え方ですが、

今、あらためて自分のために
働け、と言ったら、利己主義
という誤解を生むかもしれません。

自分のために働け、の後には
一生懸命に働くことが、同時に
会社にプラスとなり、会社を
良くする

という言葉が続きます。

スポーツはチームワークの代名詞
でもありますが、

野球の王監督も選手時代は、
自分のためにやっているからこそ、
それがチームのためになると思って
やってきたと言っています。

自分の目標と会社の目的が
つながっていれば、自分のために、
が、会社のためにへと、つながり
ます。

そのために会社ができることは、
ビジョンを明示することです。

そうして、社員がこの会社で
目標を達成して成長したいと
思える環境を作って、

社員に選ばれる会社になり
たいものです。

チームビルディングは、
人×組織力×関係性です。

コミュニケーションや仕組みも
勿論大事ですが、その前提は
個の力です。

だからこそ、自分で決められる
ことは自分で決められるように
なって、

もちろん、そこに責任はついて
きますが、

『自分の自己実現のために会社がある』
と思えるような関係性になることが、

社員だけでなく会社にとっても
望ましいことだと思います。

お読みいただきありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
このブログは、メルマガでも平日2回
お届けしています。
ご希望の方は、 下記フォームよりご登録ください。

メルマガ申し込み
 

関連記事

コメントは利用できません。