ルールを守ろうと意識しすぎない

第838号

突然ですが、SNSは、やっていますか?

所属する1つのコミュニティでは
フェイスブックのグループページを
使っています。

フェイスブックには
友達申請という機能がありますが、
このコミュニティの中では、
何か一言メッセージを添えて
仲間に申請することをルールとして
います。

それが最近、メッセ―ジなしで
申請が送られてきます。

どうすれば、メッセージをつけて
申請するようになるでしょうか。

ルールを守る、という意識でなく、
ルールは使いこなすことが大切です。
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コミュニティも1000人規模になると
養成講座を卒業して新たに会員に
なるなかには、ルールを知らない人が
出てくるのも仕方ないことです。

去年、仲間が再度このルールを
投稿してくれましたが、
やはりメッセージなしで
申請は届きます。

では毎回ルールが目に入るように
フェイスブックの投稿の表示を
一番上にくるように固定しておく
のがよいでしょうか。

それも一つの方法ですが

それよりも、ルールを話して
伝えていけばよいのだと思います。

なぁんだ~と感じるかもしれませんが
意外と思いつきません。

何のために決めたのか

「目的は何か」

ということがわかっていれば
できることなのですが、

ルールを決めたら、伝わると
どこかで思ってしまいがちです。

伝えるために、
もっとルールを強化する

例えば罰則を設けるとか

と思うかもしれません。

でも、それって
ルールを守ることが目的になって
しまっていないだろうか、と
思うのです。

もちろん、目先の目的はそうです。

でも、ルールの真の目的は
ちょっと違うと思います。

それは、ルールを決めたときの
背景や経緯を思い出していただけば
よいと思います。

たとえば評価制度は、まさにルールです。

運用を始めると、
正確に点数をつけたいと思って
ルールを詳細に決めようとします。

確かに点数をつけるということは
適切な目的です。

やってみるとわかりますが、

どんなに細かく基準を決めても
そもそも部下のことをわかって
いなければ、

ルールを厚くした分だけ
手間がかかるというものです。

わかっていなければ、評価できない
ということをそのままにしておいて
ルールを強化しても意味がありません。

では、それをクリアしたうえで、
もう少し考えてみると

最初にルールを作るとき
評価の基準として、

何が適切で、何が適切でないかについて、
どのように判断しているか。

と、考えます。

そして、その基準は、目的や目標設定に
おける使命感や価値観などによって決定
されていると思います。

そうやって作った背景から考えれば
“何ができれば” 評価は3で、
という決め方をしても

“できたかどうか” は
どうやって判断するのか

という次の課題がでてきます。

つまり、使命感や価値観に
裏打ちされた目的を共有する
ことが先決だと、
私は考えています。

イメージとしては、
ルールは守るのでなく
使いこなすものだと思うんです。

守ろうとする意識が高じると
つい、上位の人が
「この通りにやればいいんです」
という、コントロールするために
使ってしまう傾向があります。

行き過ぎるコントロールは、
された側の思考を停止させます。

そもそも何のために評価制度を
作るのでしょうか。と
考えてみてほしいです。

目的を達成するために
スムーズに運用するためのルールが
行動を抑圧することにならないように
したいものです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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