第780号
北京冬季オリンピックが始まっています。
注目選手を見てみると、皆さん2回目
3回目のオリンピックだったりして
すでに金メダルを取っている選手も
多いようです。
たとえば、
目標 自己ベスト更新
目的 金メダル
ビジョン 目的を達成したときの映像=表彰台で手を振っている自分
そう考えれば、すでに
ビジョンも目的も達成している
ように(勝手にですが)思います。
それでもまた今回挑んでいます。
掲げたビジョンが達成されても、
達成したからこそ、
また次の新たなビジョンが
生まれてきます。
ビジョンはひとつではありません。
変わるものです。
ではビジョンが明確であれば
組織はうまくいくでしょうか?
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会社のビジョンは、もちろん
変わってよいのだと思います。
・会社の規模が変わったら
・ビジネスモデルが変わったら
自社のビジョン、見直していますか?
実際のところ、呼称は
理念でもビジョンでも
なんでもよいのですが、
どういう意図で使っているかの
定義は大事です。
私が考えるビジョンとは
掲げた目的が達成されたときの
状態を映像にしたもの
です。
目的が達成されたり、
目的が変われば
ビジョンも変わります。
通常ビジョン策定では
3年、5年後のビジョンを
考えてもらうようにしています。
ですから
10年ビジョンを見直していない
ような場合は
まずは、自社のビジョン、
見直していますか?
と、おたずねしています。
あえて長い時間軸での
ビジョンを考えているのかも
しれませんが、
事業計画が変わっているのに
ビジョンが同じ、
とは、ならないのではないか、
と思います。
今、経営者の方で、ビジョンを
作りたいとおっしゃる方が
増えてきているように思います。
創業時点で、ビジョンを明文化する
会社も多くなりました。
では、ビジョンがあれば十分でしょうか。
ビジョンは、
目的が達成されたときの
状態を映像にしたもの、
と、お伝えしました。
ビジョンと目的は
似ているようで、
別ものです。
ビジョンを社員と共有する
だけでは片手落ちだと思うのです。
なぜなら、そのビジョンは
目的を達成しなければ
見られない映像だからです。
社員の方に
目標をたずねると
スラスラ出てくるのに
目的をたずねると、
要領を得ないことが
多々あります。
ビジョンを社内で共有するとともに
目標と同じ方向を向いている、
その先にある目的を
社員に伝えることも
忘れないようにしたいものです。
人と人は違うからこそ
「何のために」
「どうなりたいのか」
この目的とビジョンの共有は、
組織づくりに欠かせません。
お読みいただき、ありがとうございました。
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