第762号
なかなか地上波で見られないプロ野球。
確かこんなことを以前書いたような気がします。
今年の日本シリーズおもしろいです。
力が拮抗していて、最後まで
飽きさせません。
ホームランも出ていますが、
投手が大崩れしないことが
試合が引き締まっている要因
だと思います。
始まる前は、
現在の日本NO.1投手と
二年連続首位打者を揃えた
エースのいるオリックスのほうが
強いのではと思っていました。
そもそもこのリーダーや
エースありき、の考え方が
もはや絶対条件ではありません。
ヤクルトは数字だけを見れば
エース不在、
10勝挙げた投手はいません。
完投した投手も2人だけです。
成績を見る限り、
個の力は決してセリーグトップ
ではありませんが
全員の力ががっちりかみ合っての
リーグ優勝でした。
「俺についてこい」
というエースや監督がいなくても
優勝できるということです。
「俺についてこい」
というリーダーシップだけが、
リーダーシップではありません。
そもそも、リーダーシップとは
役職、権限に関係なく、
誰でも全員が発揮できる
ものです。
こういうお話をすると、
特に、後継者社長の方は
共感してくださいます。
創業者とは違うリーダー像を
作ることに苦労されてきた
からかなと思います。
今日はこれからのリーダーが
発揮していくであろう、
サーバントリーダーシップについて、
お話したいと思います。
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成果に導くのが
リーダーシップではなく
リーダーシップ自体は
人に与える影響力のことです。
人に必ず強みがあるように
影響力とは強い、弱いの違いは
あっても
誰にもあるものです。
ですから、周り(部下)に
いかにリーダーシップを発揮
してもらうかが、
リーダーの大きな役割でも
あります。
サーバントリーダーシップ
というのは
「リーダーである人は、まず相手に奉仕し、
その後相手を導くものである」
という実践哲学です。
これをもう少し具体的に言うと、
ゴールを示した上で
メンバー自身の考え方や
やり方に任せて、
目標実現をサポートする
というものです。
ゴールは示すけれど
やり方は任せるというのが
特長です。
みんなが協力して目標を
達成する環境で、
ウイン・ウインになることを
重視します。
ですから、リーダーシップは、
その人に決断力があろうと、
先を読める力があろうと、
周りに影響力を発揮
できていなければ、
リーダーシップが発揮
されているとは言いません。
人望がないと、いくら
決断力があっても、
周りの人たちは、
フォロワーとして、
ついてきてはくれません。
これでは、リーダーシップは
発揮できません。
という考え方です。
まずは、周囲から信頼を得て、
リーダーのフォロワーと
なってもらい、
フォロワー自らが
主体的に協力してもらえる
状況を作り出すことから
” サーバント・リーダー ”
とも言われます。
そして、リーダーが
周りの人にリーダーシップを
発揮してもらうために
影響力を上げ下げ調整
して発揮することが、
リーダーシップを磨く
ということです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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