悩むことと考えることは違うから

第749号

長くずっと考えても、なかなか
答えがでないときがあります。

そんなとき、自分では考えている
つもりでも、

実はそれは、悩んでいるだけだと、

気づくことがあります。

ただ、自分がどの状態かに
自分で気づくことは難しい
ものです。

そんなときは、
周りの人にフィードバックを
もらうのがよいです。

そう、わかっていても
フィードバックするのも
受けるのも難しい

今日はそんなお話です。
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考えるとは(前に進むために)
結論を導き出す、

判断するためにする

ことですが、

悩むという、

いつの間にか、その場でぐるぐる
まわっているような状態

になっていることがあります。

決断できない状態は考えている
というより「悩む」という状態
です。

ただ、自分が今、どの状態かに
自分で気づくことは難しい
ものです。

自分では考えて答えを出そうと
しているつもりでいます。

そんなときは周りの人に
フィードバックをもらうのが
よいです。

いわゆる相談する、という
ことです。

経営者の方は意図的に
そういうフィードバックを
もらえる相手をつくって
いる方が多いように思います。

アドバイスをもらうのも
よいですが、

まずは、自分の考えを整理
するために、

自分の言動がどう見えているか

筋が通っているかなど、

ありのままを見た事実を
返してもらうのが効果的です。

そのうえで、必要ならば

あなたならどうしますか?

と聞いて、アドバイスして
もらう順番が有効です。

ところで、

『下手の考え休むに似たり』
という言葉があります。

若い人はご存じないかもしれませんが

これは、碁や将棋で、下手な者の
長考は、時間を浪費するだけで、
なんの効果もない。

という意味だそうです。

今、若い人は自分で考えないで
すぐに答えを聞いてくる、と
言われています。

そこで、あえて
「君ならどうする?」

という質問をしている上司の方も
多いと思います。

そうやって、自分で考えるように
なることで、成長するわけですが、

でも今の自分の立っている位置すら
見失っていることもあります。

このままでは考える、ではなくて
悩む方向に行ってしまい

まさに下手の考え~ になるのなら

それはやっぱり時間の無駄です。

フィードバックで今の状況と
到達してほしい位置との間の
ギャップに気づけるように

現在の立っている位置を
伝えてあげることも必要
だと思います。

このフィードバックが
できるかどうか

そして、
受け取れるかどうか

組織としての成長は、ここに
あるのだと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

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