強みを引き出す

第741号

パラリンピックが終わりました。

選手らが異口同音に言っていた
どんな形でもいいからパラスポーツを

知ってもらいたい

伝えたい

発信していきたい

選手たちの気持ちがヒシヒシと
画面越しからも伝わってきました。

その結果がアテネの52個に次ぐ、
合計51個のメダルにつながったんだと
思います。

もちろん、それと、この状況で開催
したのはどうだったのか、ということは
別問題だということは、忘れてはいけない
と思っています。

今回、じっくり観るきっかけに
なったのは車いすラグビー。

男女混合チームで戦っているのが
新鮮でした。

リオの後、就任した日本代表の
ケビン・オアー監督が女性選手を
起用する戦術を打ち出したことを
きっかけに、

今大会でも活躍したディフェンス専門の
倉橋選手が、2017年に初めて日本代表に
選ばれました。

車いすラグビーの紹介動画
(NHKのユーチューブ 4分ほど)
https://www.youtube.com/watch?v=Vm0_Z8IwfNY

動画の内容と重複しますが、

車いすラグビーでは、障がいの程度に
応じて各選手に持ち点が与えられていて、
障がいが軽いほど点数が高い設定で、
コート上の4人の合計は8点を超えては
いけないルールです。

そこに女性選手が入るとチームの合計に
0.5ポイントが加算されるので、選手起用の
幅が広がります。

今大会のオーストラリア戦では、世界NO.1
ともいわれるライリー・バット選手をマーク
するディフェンスとして、何度も果敢に
ブロックする頼もしい様子が映し出されて
いました。

体格が違っても、進路を止められるんだ、
互角に戦えるんだ、

と、感動しました。

本人は、「女子ルール」で選ばれたと
言われたくないと悩んだ時期もあった
ようですが、

女性とかなんとかというよりも、
柔よく剛を制す、みたいな
小気味よさを感じました。

監督は、戦術として、
ポイントが有利になるんなら
使わない手はない、
という考えです。

そして倉橋選手を選出した意図は
何より、倉橋選手の強みに着目
してのことです。

その強みとは、

ディフェンスがうまいとか
車いすをうまく操れるでは
ありません。

そういうスキルではなく、

『先々を考えて動ける』
これが倉橋選手の強みだといいます。

強みというのは、
教えてできるようになるものを
指すのでなく、無意識にできて
いることです。

無意識にやっているから
自分ではそのすごさに
気が付きません。

だから自分で自分の
強みをみつけることは
難しいです。

本人は、普通にやっている
ことですから。

倉橋選手に
ケビン・オアー監督が
いたように、

自分の強みは、周りの人が
みつけて引き出してあげるのが
早道です。

仕事の場では
その役割は、上司
ということになります。

成功体験から

「何がよかったのか」

という教訓を
引き出すことから
強みを見つける

そのうえで、
それを目指す目標のために
しっかり落とし込むところ
までが

強みをを活かす、上司の役割
になると思います。

ただ、強みを見つける
ということなら、

同僚や先輩、周りにいる人も
可能です。

そんな、お互いの強みも
弱みも把握しあえている
ようになることが、

チームビルディングの第一歩です。

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