第709号
最近、女性お笑いトリオが
容姿ネタを封印 という
ニュースがありました。
今の時代ならではの
価値観と多様性への
立ち位置の難しさを
感じます。
多様性って
本来みんな違っててよいから
違うことが不正解にはならない
という考え方なんだと思います。
私自身 チームビルディングの
仲間から、
「人と人は違って当然。
だからあなたの意見も間違いじゃない」
と言われたとき
非常に心が自由になった
ことを覚えています。
多様性に気づいた社会は
自由になっていくものだと
思っていましたが。。。
組織のなかで、
多様性を活かすためには
その前に整えておかなければ
ならないことがあります。
多様性の時代だから
なんでもあり、
ではない、ということです。
たとえば、
“朝は、気持ちよく
自分からあいさつしましょう“
こういう評価項目があります。
これって会社のルールで
価値観です。
あいさつしたくない
という考え方の社員が
いるかもしれません。
こういう場合、どうするのでしょうか。
価値観の違いを
尊重するのも
確かに多様性です。
ですが、組織において、
多様性と価値観
どちらかが優先される、
というように、同じ目線で
考えると、ややこしくなります。
ややこしくなる前に
組織は、
価値観が同じ、という
土台のうえに、
多様性、強みを持つ
人を集める。
というのを目指す
ことだと私は思っています。
価値観が同じとは
会社の価値観とまったく
同じ、同化を求めている
わけではありません。
いかに共感してもらいたい
価値観の部分に、
共感してもらえるか、です。
でも、そうは思っていても
”朝は、気持ちよく自分から
あいさつしましょう”
これに同意できない人の
能力のほうに
つい、目がいって、
あるいは
人出不足だから
採用してしまう
会社もあります。
結果は、
決してお互いにとって
プラスになることはなく
最悪、労働紛争に
発展することもあります。
遠回りのようですが、
組織が成果を出すには
価値観を同じくする
人の上に、多様性が
ある、ということ。
価値観は能力より
優先して考える
必要がある。
ということです。
最近は理念やビジョンが
大事とおっしゃっる
会社も多くなりました。
採用のホームページでも
必須の項目のようです。
私は、評価制度をつくるとき
目標管理だけでなく
情意評価(仕事に対する姿勢、勤務態度等)は、
組織風土を形成する
大事な視点だと思って
取り入れてます。
答えはひとつでは
ありませんが
組織の力を最大限に
活かして成果を出す
ためには
会社の価値観と
多様性が衝突
しないよう
会社が大事に
している価値観を
言語化していない
会社は言語化
すでにある会社は
更新して、
いろいろな機会を通じて
社内外に発信していく
ことが大事ではないかなぁ
と思っています。
お読みいただき、ありがとうございました。
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