遠慮とコミュニケーション

第701号

関与先の中堅職の人から

研修等で、部下に感謝の言葉を
言いましょう。というのと

部下の間違いはちゃんと
指摘して指導しましょう。

と言われる。

言わんとすることはわかるけど
両方やるのは難しいです。

と、言われました。

この上司の、部下へのいわゆる
“遠慮”が見え隠れします。

部下の成長や成果のための
感謝の言葉であったり、
指摘、指導のはずが

うまく言えていない
という状況は、

部下への配慮が
単なる遠慮に
変わってしまっている

ということです。

コミュニケーションには
当然ながら、遠慮は不要です。

何のための人間関係か、

って考えれば、

仕事の成果を出すためです。

だから、遠慮は不要です。

と、頭ではわかっていても

どうしても、

よい人間関係とか、
コミュニケーションをよくする、

これが目的になって
しまいがちです。

その結果、
現実には

言いたかったのに
言えなかったことが
たまっていきます。

『言いたいのに言えない』
状況は、遠慮だけでなく

あきらめにつながって
しまいます。

この状況を
打破するには

コミュニケーションを
よくする方法を考える。

確かにそれもあります。

ただ、そこばかり
見ていても、
コミュニケーションは
改善されません。

組織作りは
『人材料×組織力×関係力』

この3つを繰り返し
グルグル回していくことです。

人材力:人と人は違う
組織力:間違い等を指摘する目的は何か、何を目指すのか
関係力:コミュニケーション

この3つの視点を
意識しながら、
コミュニケーションを取る
ということが大事です。

お読みいただき、ありがとうございました。

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