優先順位をつけるには

第698号

毎年、やっとの思いで確定申告を
終わらせて、思うことがあります。

来年こそは、日々記帳して
バタバタしないですむようにしようと。

慣れないというか
懲りないというか。

毎年、バタバタと反省の
繰り返しです。

年に1回だから
慣れないよね~
しょうがないよね~ って
自分に言い訳しています。

平日の就業時間も使って
作業して、

お客様への提出書類も
後回しにさせて
もらっていました。

「優先順位、間違ってない、大丈夫?」

こんな言葉が頭を
よぎりました。

日常取り組んでいる
仕事について、
優先順位、どうやって
つけていますか?

私の場合、確定申告を
優先順位の上位に
ずっと位置付けて

ズルズル先延ばし
していたわけではありません。

まだ、やらなくてもいいもの、
というカテゴリーに
無意識に入れていました。

ここに入れている間は
手をつけようとはしません。

ここからいつ取り出すかを
先延ばししていました。

でも、気にはなっていたのです。

どこかに昨年の提出日が
頭にあって

それが締め切り(基準)として
頭に認識されています。

仕事には2つのタイプがあります。

〇優先順位をつけてしなければならない仕事
〇優先順位を考えないで、目の前にあるものから
順番に手をつけていかなければならない仕事

私たちは、すべての仕事に
優先順位をつけてから、
取り組んではいないと思います。

たいていは、目の前にあるものから
順番にこなしています。

時間がかかりそうな場合は
優先順位が必要かもしれませんが
それでも、日常取り組む業務は、

〇緊急性が高いものから順位をつける

〇早く終わりそうなものとか
効果(結果)がすぐ出るものから手を付ける

この程度の判断でよいはずです。

それ以外のものは、
納期が早い順番に取りかかる

これを意識する程度で十分です。

優先順位をつける理由が
期限を守るため、だとすれば、

日常の仕事で
期限が守れているなら

別段、優先順位は
気にしなくても
よいはずです。

期限が守れているなら。。。

この前提になるのが

”仕事のレベル(難易度)が
わかっている”

ということです。

管理職なら経験値での推測や
仕事の目的がわかっていることから

たとえば、会議資料

「いつまでに作っておいて」
という指示だけで作れますが、

新人の場合は締切以上に
重要な情報です。

レベルがわかって
初めて、必要な時間を
見積もって、スケジュールを
たてられます。

優先順位をつけるには
優先順位をつけるための
情報を持っているかどうか

ここが大切です。

私が確定申告で
気になっていた、

どのタイミングで
「やらなくてもいい」
カテゴリーから取り出すか。

足りない情報は

そもそもどれくらい
作成、提出に時間が
かかるかの把握。

今年は、初めて電子申請
するにあたり
どんな作業、手順が違うのか

それによって、必要な時間は
どれくらい増えるのか。

この不安も相まって
優先順位をつけられずに
いました。

原因がわかったところで
さぁ、来年はどうなることやら。

お読みいただき、ありがとうございました。

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