第689号

昨年から在宅勤務状態が
続く人も数多くいる状況です。

この働き方の状況のまま、
4月の新年度を迎えそうです。

地域差はあるのでしょうが、
昨年入社の人のなかには、
ほぼ会社での勤務を
経験しないで、
在宅勤務を続けている
という人もいます。

新入社員の場合は
会社もある程度
環境に目配り
するのですが、

基本的な仕事が
できるように
なってきた
２年目、３年目の
社員は、

そろそろ周りの人や
他部署の人と
連携した仕事を
していってほしい

少し難しい仕事にも
挑戦してほしいと
思っていた矢先、

昨年、新型コロナウイルスの
流行を迎えてしまいました。

今、

誰に聞いたらいいのか
わからない。

何がどうわからないのか
伝えられない。

そもそもなぜ、
これをやらなければ
ならないかがわからない。

リアルな場で
会うことが難しいので

なおさら、
「誰かに聞けばいいじゃないか」
が、できないでいます。

それでも

「いつまでも
新入社員じゃないんだから」

と、当たり前のように
ちょっと背伸びが必要な
仕事がおりてきます。

こうして
”仕事の迷子”
になっている
２年目、３年目が
います。

『フィードバック入門』
https://www.amazon.co.jp/dp/4569832903

の著者の立教大学教授
中原淳さんは、こう言っています。

人と人との関わりの量や
人間関係の質が良いほど、
人は気づきを得て成長していく

迷子になっているのを
放っておいて、

「成長」を止める
わけにはいきません。

周りの支援を仰ぎながら
自分で考えられるように
なるためには

もちろん
フィードバック、
大切ですね。

でも、その前に
上司に整えておいて
ほしい視点と準備が
あります。

これまでも
お話してきた
成果を出す
組織作りの３要素

人材力×組織力×関係力です。

◎人材力

部下の能力を把握しているか
部下の気づきを喚起しているか

◎組織力

成長の目標目的の
イメージをもっているか

◎関係力

どのようにかかわっているか

これらができていることを
土台として、そのうえに
フィードバックが
効果を出します。

整えておきたいことは
信頼感を確保できているか。

これが、起点です。

お読みいただき、ありがとうございました。

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