第685号
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同一労働同一賃金実践対策セミナー(1月25日)
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今日は思い込みについてお話したいと思います。
思い込み:深く信じこむこと
(出典;デジタル大辞泉)
正しいかどうかではなく、
頭から信じてしまうってことです。
自分を信じているから、
見直ししても
間違いとは疑わない
目に入っていない
ということですね。
この思い込みって
無意識だからやっかいです。
評価の場面で言えば
部下の評価に
バイアスがかかる、
という
いわゆる評価者エラーが
ありますが
これも思い込みのことです。
直近の出来事や
第一印象に影響されると
どうしても
思い込みが発動します。
これは、
こういう失敗をした、
というような
わかりやすく、
単純なことなだけに、
脳が疑いません。
失敗したから、〇点
とつけることに
一貫性がありそうに
見えます(不思議ではない)。
これは、無意識な
判断なので、
一呼吸置く
習慣でもないと、
切り替えられません。
一呼吸置くとは、
無意識→意識(考える) ということ。
以前、ブログで、
評価者研修の休憩時間に
参加者の一人が
「頭ではわかっていますが、
褒めたくないのに、
褒められないですよね、正直。
でも褒めてますけど」
という本音の言葉を聞いたと書きました。
この部長は意識して
褒めている、
というわけです。
相手を意識して
部下指導している
というのは
素晴らしいことです。
残念なのは、
褒めたくないと思いながら
部下の言動を見聞きして
言葉だけ「褒めている」
ということです。
これでは部下にも、
言葉だけ褒めていると
見えてしまっているでしょう。
せっかくの部長の苦心が
部下には伝わりません。
褒められていると
感じていないでしょう。
これは残念ですね。
部長が意識すれば
よかったのは、
褒めようと思う
ことではなく
部下の言動をちゃんと見よう
ちゃんと聴こう
と意識して
最後まで見て聴くことです。
話を途中まで聞いて
「あぁ、わかった!わかった!」
という経験はありませんか?
たいてい、最後まで聞くと
違った、
ということが
日常生活でもあります。
「思い込み」ですね。
思い込んだ瞬間
それ以降は情報が
耳に入ってきません。
人の話を最後まで
聴くことは
最初は苦痛です。
この「意識して」
聴くことが
脳の勝手な
思い込みをなくす方法です。
今日お話した
無意識の行動
意識した行動とは
行動経済学で言われる
システム1(無意識に行動、判断する仕組み)
システム2(意識的に行動、判断する仕組み)
のことです。
以前こちらのブログでとりあげています。
今年は前例のないことを
判断することが多くなりそうです。
大事なことは
システム2を発動させて
決めましょう。
お読みいただき、ありがとうございました。
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