ビジョンが染み込む

第684号

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年始早々、zoomを使って、
社員面談したり
勉強会を開催したり。

「すっかり、zoomが
いたについてるやん」

と、思ったのですが、
うっかり年始のご挨拶を
しないまま始めようとして、

お客様から年始のご挨拶を
いただいて、

恥ずかしいなぁ

心の中で、
あわてふためきながら
気を取り直してスタート。

このzoomで感じたことが
「伝えることの難しさ」

「伝わらないなぁ」
というのでなく

意図していないことが
相手に響くことの
不思議さを感じて

奥が深いなぁ、
難しいなぁと感じます。

人と人は違いますから
気づきをコントロールすることは
できません。

相手に気づかせようと
すればするほど、
逆効果です。

でも、気づきやすくする
環境づくりは
できるはずです。


今、首都圏は
緊急事態宣言下にあります。

この3連休を見る限り
外出する人数が「減った」
とは感じません。

首相の記者会見は
失敗だったのでしょうか。

首相は何を語れば
よかったのでしょうか。

新型コロナウイルスが
収束する画をイメージできる
ように語ることが必要でした。

大変だ、ということは頭で
理解しても、

この状況を自分にとって
大変なこととして、
考えることが難しい。

いわゆる緊迫感が
私たちに足りません。

みな、このままでよいとは
思っていません。

でも、どう行動すればよいのか
わかりません。

これが2度目の発令の
難しさかもしれません。

ステイホーム?


だけでは動けません。

罰則を作る?

危機感の共有よりも
未来の共有が行動を
促進します。

方法は、

ビジョンを示して
それに共感してもらうだけです。

もちろん、無理強いはできません。

しっかり、はっきり
明確に示すことが大事です。

医療崩壊を目前にして、
時間が限られている分

何度も、何度でも
言い続けることです。


会社でも、毎朝、朝礼や会議で
言い続けてもだめなんだよ

社員が動いてくれない

という声を聞きます。

ビジョンは染み込んでいますか?

今年、新しい
事業年度に向かって

新たな方針を
打ち出そうとする
経営者の方は
きっと多いと思います。

こうすれば
きっとうまくいく、

乗り越えられると
イメージされている
かもしれません。

確かにそれは
きっと良い方針
良いやり方なんだと
思います。

このやり方で3年後
きっとこの会社は
こうなっていたいと、
想いを込めて語っても

この通りやれば
きっと業績は上向いて
こういう画(イメージ)のように
みんなを連れていけると
語っても、

社員の反応の悪さに
がっかりするかもしれません。

この通りにやればうまくいくのに
どうして、みすみすチャンスを
逃すのだろう

これまでも、そういう
経営者の嘆きや
失望の声を聞きました。

その方法が良い悪い
ではないのです。

ビジョンは、上から下へ
伝えるだけでは
行動につながりません。

浸透させるという
言い方もありますが

これもまた
どこか無理があります。

無理するというのは、
コントロールに
つながります。

コントロールされることに
人は抵抗します。

あるいは

何も考えなくなり
言われたことだけ
やるようになって
しまうかの

どちらかです。

言われた通りに
やってほしいことが
あるときほど、

ついコントロールが
働きますから

意識して、
コントロールから
解放しましょう。

そんなこと言ったっけ
というような
意図していないことが

相手に響くのは
そんなときです。

そして、ひたすら
相手の話を聞いて、

きちんとこちらの
想いを伝える

つまり「対話」です。

対話することで
ビジョンは自然と
染み込んでいきます。

首相の記者会見は
新聞記者の向こうの
国民との対話です。

質問に対して
正面から答えなかったり
「仮定の話にはお答えできません」

と言ってみたり。

これでは、対話になりませんね。

お読みいただき、ありがとうございました。

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