第621号鈴木早苗ブログ
管理職研修などで
・部下の顔を見て話す
・部下の話は最後までよく聴く
これらが
コミュニケーションの
第一歩だと言われるのですが
テレビ会議では
顔を見ても
表情が読み取れない。
若干の音声遅延による
会話が途切れる。
学んだとおり
顔を見ても、
話しをよく
聴いていても
テレビ会議での
コミュニケーションの
難しさを実感します。
テレビ会議に限らず
そもそも
テレワーク自体
部下が見えないことで
行動を把握できない
という不安や悩みを
上司は抱えています。
「できているか」(結果)
「やっているか」(行動)が
わからない。
コミュニケーションの
ひとつの目的は、
行動しているか、どうかを、
確認することです。
もう少し
具体的に言えば
成果を出す
(目標達成)ための
プロセスを
踏んでくれているか
という確認です。
結果を追うことでは
ありません。
わかっていても
それができない
もどかしさが
あります。
部下の姿を
見ることは
できませんが
行動を促すことは
できます。
部下に
成果を上げるための
適切な行動を
とってもらうためには
『承認欲求を満たす』
いわゆる
”認められたい”
という欲求を
満たすことです。
良い結果を出せば
褒める
声をかける
これらは普段から
上司の方の多くが
やっておられるでしょう。
テレワークであれば
面談などでは
特に意識して
部下の名前を
呼びかけましょう。
「課長はどう思う?」
よりも
「〇〇さんは
どう思う?」
ということです。
これは、
その人の
”存在”を
認めていること
そう受け止めて、
本人は満たされます。
「結果」とは
「適切で効果のある行動」
をしたことで得られる
ものです。
ですから、
承認欲求のなかでも
行動している
という事実を
認めることが、
なにより有効です。
見えないのに
行動を承認?
そうです。
見えなければ
事前に
どんな行動が
有効なのかを
共有しておいて
やったか、どうかを
すぐ部下が見える
環境の上司以上に
“頻度を増やして”
確認します。
時間の長さでは
ありません。
イメージとしては
チェックリストに
あらかじめ書き出した
成果を出すための
〇個の
行動(プロセス)項目
を、チェックする
という感じです。
どうしても
部下が見えないと
わかりやすい
数字などの
「結果」に注目し
それで判断しがちですが
どんなに働き方が
変わっても
行動(プロセス)を
認める・確認する
という、上司の役割は
変わりません。
お読みいただき、ありがとうございました。
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