”知っている”から”できる”ようになっていた

第587号

片付けをしていると、開業した年の
手帳が出てきました。

備忘録のようなもので、見込み客の
記述が生々しいです。

正直、誰のことか思い出せない
名前もあります。

15年前のものです。

赤字で、気になった言葉を
書き留めたり、
気になった新聞記事が
挟まれています。

考えていることは、
今とほとんど変わりません。

進歩がない?

いえ、進歩したなぁって
感じました。

15年前切り抜いた新聞記事に
赤で線を引いてあったのは

偉業を成し遂げた経済人には、
ひとつの共通項が浮かぶ。
終生変わらず抱き続けた
志の高さである。

この5年学んできたことは
まさに“やり方”より“あり方”
でした。

気づくのが
遅くなりましたが
そのことの大切さは
15年前から知って
いたのです。

あらためてその新聞記事や
備忘録の文章を読むと、

そういうことが大事だと
「知ってはいた」けれど
実感としては、わかって
いませんでした。

今は、自分の書いた
文章を、実感持って
感じることができます。

人は「やってみる」ことで
わかるようになります。

何度かお話している
ホメオスタシスの壁

人ができるようになって
習慣化するには

「知らない」

「知っている」

「やってみる」

「わかる」

「できる」

「している」

この5つのステップ
(矢印部分)の
段階をクリアして、
人はできるように
なります。

以前、このブログで
も書いたのですが

一番難しいのは
「できる」→「している」
です。

体験して気づいて、
ようやく「わかった」
という段階になりましたが

「できている」といえる
能力として身につけたか
というと、まだその段階では
ありません。

そしてその先に
無意識でもできる
ようになるという
習慣化が「している」
という状態です。

私自身、まだ少し
時間はかかりそうですが
「成長」の“のびしろ”
だと思えば、もうすぐ
60歳でも、まだ成長できる
という喜びでもあります。

思えば15年前に
ぼんやり考えていた
ことを、ひとつひとつ
実態のあるものに
変えてきた15年の
ような気もします。

新しいことを学んで
いるつもりでしたが、

定着して習慣になるように
大事なことを、くりかえして
きた15年なのかもしれません。

苦しくもあり、楽しくもあり、
です。

これからもやり続けることで、
「している」状態に
持っていきたいものです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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