第542号
この週末は、求人セミナー、
評価決定会議の進行役と
しゃべる時間が続きました。
人と話さずひたすらパソコンに向かう
日々が続くかと思うと、ひたすらしゃべる
時間が続くという、極端な日々が続くのが
私の日常です。
ほんとは、あまりしゃべらず、
質問して考えてもらったり、
ワークしたりするのが
優れたコンサルタントなんだろうなぁ
と反省しつつ、いつもしゃべり疲れて
放心状態。ということを繰り返しています。
風通しがよい組織には
「対話」が不可欠です。
対話とは、
コミュニケーション、相互理解を
深めるものです。
「対話」が威力を発するのは、
正解をみつけることより、
皆が納得する意見を導き出して
共有することが大事な、会議などです。
その対話に必要なことが
「質問力」です。
セミナーでも、
評価決定会議でも
質問をなげかけます。
自分ごととして考えていただくことが
目的です。
質問には
オープンクエスチョン(開かれた質問)
クローズドクエスチョン(閉ざされた質問)
が、あります。
・オープンクエスチョン(開かれた質問)
それをきっかけにして、相手に自分のことを
話してもらうための質問です。
5W1HのHoWやWhyなどです。
相手の答えを限定していませんので
話が広がりやすいです。
相手の気持ちや考えを引き出すときに有効です。
・クローズドクエスチョン(閉ざされた質問)
事実や情報をしっかり把握するための質問です。
相手の答えかたを限定するような質問の
しかたなので、「はい」や「いいえ」など
一言で答えられるものが多いです。
相手がどちらが答えやすいか、
これを念頭にして、必要に応じて
使い分けるのがよいです。
ですが、ついつい私がやってしまうのが、
Why(なぜ)の多様です。
会議で答えを導き出すためについ、
なぜそう思うのですか?
どうしたらいいと思いますか?
と使い過ぎると
詰問のようになってしまうことです。
本来、選択の余地を与えることが
オープンクエスチョンの利点であるのに、
これでは逆効果です。
なかでも、
「なぜ、そうしなかったのですか?」
という尋ね方は、
尋ねているようで、相手を否定して
しまっているようにとられて、
嫌な気持ちにさせても仕方がない
使い方です。
気づいてもらいたい。
新たな視点を知ってほしい、
という思いではあるのですが、
『強制力』が強いですね。
今回は、
私が結果として追い詰めてしまったのを
役員の皆さんが
社員の方が答えにくいところに
助け舟を出してくださいました。
結果、私と役員の皆さんの
連携プレーとなって
会議では多くの気づきを
得ていただけました。
結果オーライとはいえ、
これでは失格です。
Why(なぜ)ではなく
5W1HのなかのWhat(何を、なに?)を
使うように意識すると、失敗しません。
「なぜ、そうしなかったのですか?」
「何があったんですか?」
どちらが相手に寄り添っているでしょう?
「何があったんですか?」
のほうではないでしょうか。
わかってほしいという思いから
一歩引いて考えて
”相手を変えることはできない”
ということを
常に考えられるように
ならないといけませんね。
そのうえで、
Whatの使い方を
知っているだけでなく
使えるように
私自身、気をつけたいです。
反省の多い週末でした。
お読みいただき、ありがとうございました。
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