第520号
今通っているトレーニングジムでは
メインのトレーナーとサブのトレーナーが
ついてくれています。
メインのトレーナーのトレーニングでは
毎回満足感や時には達成感を得られたり、
トレーニングに自信を持つことができます。
サブのトレーナーのときは、鍛えてるなっていう
実感がありますが、満足感や達成感は
メインのトレーナーほどではありません。
むしろ、まだまだだなぁ、とトレーニング
しながら感じています。
少し、ストレスを感じたりもしています。
何が違うのかというと
メインのトレーナーは、トレーニング中に
器具の補助はしても、体勢が少しくらい
崩れても補助や矯正はしません。
自分で形を覚えることが大事だし、
少しくらい体勢が崩れても、一番効くべき
箇所が効いていれば、あまり気にしない、
という感じです。
サブのトレーナーは、怪我も怖いし、
体勢が悪くては効果が半減するので、
矯正してくれます。
では本人は、どちらがやりやすいかというと、
60分のトレーニングを終えて、満足感が
ないよりはあったほうがよいですから、
総合的にはメインのトレーナー
ということになります。
出来ているという実感というか自信にもなります。
仕事を教える現場の上司と部下に
置き換えるとどうでしょう。
最初は、矯正してもらうことで、
間違いに気がつけてありがたいと
思います。
でもだんだん、その矯正を
頼ってしまい、そのくせ
ちょっとうっとうしいと
感じたりしないでしょうか。
部下指導は、まずやり方を教えたら、
あとは“タイミング”を見て、いつでも
助けられる準備はしながらも、
基本は見守ること、すなわち
「自立」させることが仕事になります。
なかなかうまく手離れできない上司
最初から任せるというか放任してしまう上司
と、両極端なケースが多いように感じます。
このとき大事なのは、
自立させるタイミングです。
これは、日頃の観察でタイミングを
決断するしかありません。
ジムのトレーニングであれば、
毎回の計測等でトレーナーは
指導の成果を実感して、
次のトレーニングメニューを
考えられますが、
部下の場合
必ずしも成果が出ている、いないが
自立のタイミングではありません。
その部下の能力や技術
考え方、思考パターンが
ひとりでやらせても大丈夫かどうか
の判断基準です。
そのためには、上司の観察力が問われます。
実際は、上司が矯正したほうが、
成果として大きな数字が出るのかも
しれませんが、
達成感や自信にはつながりません。
ここを、どう捉えるかは
どういう時間軸で育てるのか
とも関係することです。
自立するタイミングは、
どのように育てるのか、という
方向性をまず定めることが大事ですね。
私のトレーニングは
今は、成果を出すために、
そのトレーナーのやり方を尊重し、
私が合わせる感じでやっています。
餅は餅屋ですから。
でも正直、無理はしています。
成果を出すために我慢している、
ということです。
部下を自立させるタイミングには、
観察だけでなく、
あらためて向かうべき方向性を共有
すること。
なにより、部下が成長したいと
思っているかどうか。
自立させるときも、
あるいは自立した後も
コミュニケーションは大事です。
共通認識ありき、です。
お読みいただき、ありがとうございました。
どのように育てるのかという方向性を
決めるのは、社員が入社してからでは遅いです。
求人する段階から、どういうふうに
育てるのかを明確にしておかなければ
なりません。
明確になったら、求人票の中でも
あらかじめ伝えることで、ミスマッチを
可能な限り、防ぎたいものです。
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