第477号
”人事制度があると求人に有利ですか?”
”人事制度があれば、良い人材が取れると思って”
”人事制度を作れば、定着率も上がりますよね”
これらは、人事制度を導入しようと思う
きっかけとして、会社から聞く言葉です。
人事制度を導入して〇〇したい、の前に
人事制度を導入すること自体が目的となっている
会社も少なくありません。
もちろん、人事制度を導入してからがスタートだと
頭ではわかっていても
それほど、人が集まらない、というのは深刻です。
でも、まだまだやれることはあります。
たとえば、ハローワークの求人票の
記入欄で言うなら
特記事項に評価制度ありと書かれていると
印象が違う、というのは聞いたことがあります。
確かに、しっかりした会社という印象で
求職者の安心感になります。
他社との差別化という意味でも有効です。
でも残念なのが、
求人票を見ると、文字数をフルに
使いきっていない。
もったいないものが多いのです。
今は、google検索で「事務 求人」
と入力すると
リクナビや Indeed のサイトまで
見にいかなくても、求人掲載情報を
見ることができます。
ここには、ハローワークで登録した
求人(インターネットサービス)も
見ることができます。
会社の特徴、募集する職種、仕事の内容は
当然必須記入項目で、ここで他社と差別化
したいところですが、ここも文字数を
使いきっていないようです。
「求人申込書の書き方」という
ハローワークに置いてある記入例にも、
仕事の内容を記載する欄の説明に
文字数が多いほど応募者が多いという調査結果もあります。
と書かれています。
せっかくのアピールのチャンスですから
しっかり文字数使い切りたいものです。
人事評価制度を作っている会社は、
通常は、職種の数だけ評価シートがあります。
その仕事の内容を棚卸しして、重要と思われる
仕事内容であったり、必須と思える能力などを
項目に選んで作っています。
ということは、募集する職種や仕事内容について
求人票に1行しか書けないということはないはずです。
この点においても、評価制度があるのは
自社の職種の特徴をわかっているという点で
有利だといえます。
求人票の職種欄は28文字書けます。
職種欄に一般事務という4文字だけで
終わってしまっては、他の求人票に
埋もれてしまいます。
仕事の内容欄についても
東京のハローワークでもらった求人票には、
仕事内容欄はイメージできるよう詳しく書いてください。(求職者が見やすい文字数は81文字以上で最大文字数は297文字です)
と印字されています。
つまりは、297文字書かなければ損、というわけです。
インターネットで求人検索するのが
普通の時代になってきて
ハローワークの求人情報を
インターネットで見ている
転職者を求人応募者の対象と考えるなら
まず文字は埋める、という気持ちで取り組みましょう。
採用してもすぐ辞めてしまうリスク
[人件費の無駄]がよく言われますが、
採用のため、人材紹介会社に依頼して
年収300万円で採用した場合、
人材紹介会社に手数料として、30~40%
支払うことになります。
大きな額です。
早期で離職した場合は、その損失は
もっと大きな金額になります。
どうぞ、ハローワークの求人登録内容を
見直すことで、問い合わせの数を
増やすことも、求人方法のひとつとして
是非、考えてみましょう。
お読みいただき、ありがとうございました。
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