第471号
まだまだ大船渡高校の佐々木投手の
登板回避が議論の的です。
日曜朝のサンデーモーニングの
人気コーナー「週刊・御意見番」のなかで、
プロ野球初の3000本安打達成者でもある
張本勲さんの発言に対して、異論反論が
沸き起こっています。
この日、張本さんは
「最近のスポーツ界で、一番残念だった」
と前置きしたうえで
「32歳の監督(国保陽平監督)でね、若いから一番苦労したと思いますが…絶対、投げさすべきなんですよ。大体、予選で4回(佐々木は準決勝まで4試合に登板)しか投げてないんですよ。合計で430、450(球)くらいしか投げてないのよ。昨年、吉田輝星(秋田・金足農)が800(球)くらい投げているんですよ、1人で」
あるいは
「ケガが怖かったら、スポーツはやめた方がいい。将来を考えたら、投げさせた方がいいんですよ。苦しい時の投球を、体で覚えて大成した投手はいくらでもいる。楽させちゃダメ。スポーツ選手は」
という意見を述べています。
一番残念だった、というのは感想ですから
問題ありません。
意見は人それぞれですから
自分の主張、考えを述べる
という段階であれば問題ありません。
ただ、街頭インタビューとかで行う
野球の素人の意見とプロ野球の大先輩の
言葉では重みや影響力が違います。
仕事の現場でも、上司の言葉の強さや影響力
意見という名の強制力を意識しなければなりません。
フィードバック面談について
指導する機会があります。
以前、フィードバックとアドバイスは
セットではありません。というブログを
書きました。
その中で、フィードバックは見たままを返すこと。
事実を伝えることです。
と、書きました。
フィードバックは
目標に対して行動した結果が
どうなのか、伝えることです。
つまりギャップですね。
ですから、まずは目標を把握していることが
先決です。
ただ、ここでギャップがどうしたら埋まるのか
教えてしまうと、それは『アドバイス』になります。
求められれば、伝えてもよいですが
そうでなければ、フィードバックでは
ギャップがあることを
明確に伝えるところまでです。
自分には見えない、目標と現実の差を
伝えることがフィードバックです。
フィードバックがなぜ有効なのかというと
このギャップは、自分では見えないからです。
ポイントは、そのギャップに、
気づいてもらうことです。
ただ、事実を伝えるだけでなく
感想を伝えることは構いません。
もちろん、目指す目標を把握したうえで
というのは言うまでもありません。
この場合は、「私」が主語になって
「(私は)〇〇のように思いました」
という感じで行いましょう。
これを、「あなた」が主語になると
「あなたは〇〇だ」というように
決めつけた言い方になってしまいます。
これは、強い主張として相手に届くので、
使う場面を選びます。
言い方ひとつで伝わり方が違います。
伝わらないこともあります。
さて、「私の言いたいことわかりますか?」
いえいえ、こういうときは
「 伝わりましたか?」がいいですね。
この違いが重要です。
”分かる”って、実はどういうことなのか?
意外に答えられないですよね。
ちょっとばかにされてるように思う人もいるかもしれません。
言葉の選択、大事です。
お読みいただき、ありがとうございました。
このブログを編集して、
メルマガを平日毎日お届けしています。
ご希望の方は、 下記フォームより
ご登録ください。