第469号
パーソナルトレーニングジムの
24/7Workoutがメルマガの中で、
「人は疲れている時、昔からの習慣を優先する」
という南カリフォルニア大学の社会心理学者
ウェンディー・ウッド博士たちの調査によって
わかったことを紹介していました。
ブログでも紹介されています。
https://247dieter.com/kurei0724a/?utm_source=190724&utm_medium=email&utm_campaign=daily
“昔から行ってきて、すっかり馴染んでしまった”=習慣は
その都度の意思や思考をあまり必要としない
ということだそうです。
よって、疲れていると、まだ習慣になっていない
意思の力でおこなっていることよりも、すでに
定着している習慣を無意識に優先してやってしまう。
ということになります。
これはダイエットについて紹介
された言葉ですが禁酒や禁煙でも
言えることですね。
1本だけ、と思って吸ったタバコが
結局、また喫煙することに逆戻りする
きっかけになったというのはよく聞く話です。
ルールを作って、仕組みで習慣化させる
ということについて、これまでもお話
してきました。
では、どうやって習慣化していくのでしょう?
習慣化するまでに、
ホメオスタシス(変化を拒んで状態を維持
しようとする)の壁というのがあります。
これは
「知らない」
↓
「知っている」
↓
「やってみる」
↓
「わかる」
↓
「できる」
↓
「している」
この5つのステップ(矢印部分)の
段階をクリアして、人はできるようになります。
ちなみに、研修等では
「知らない」→「知っている」の
知識レベルを超えた段階
研修で学んだことを活かすのが
「やってみる」が体験の壁を超えた段階
体験して気づいて、ようやく
「わかった」
という段階になります。
でもまだ、気づいて
「やってみる」だけでは、
「できている」段階ではないのです。
習慣化はその先の
「できる」→「している」です。
できるという段階を
何度も何度も繰り返して
到達するのが「している」という
無意識に行える状態です。
ここまでの段階を踏みますから
無意識、本能的に
「している」状態になるのは
時間がかかります。
初は意思の力です。
その先に習慣化があります。
仕組みで継続できるような
環境は作れます。
でも、疲れては、意思の力より習慣が
優先してしまいます。
疲れは大敵です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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