フィードバックとアドバイスはセットではありません

第443号

6月、7月は賞与支給月であるとともに
その元となった評価結果をフィードバックする
月でもあります。

フィードバックについて「やり方」を
お伝えするときに、お話するのが
アドバイスとフィードバックの違いです。

アドバイスというのは、
まさに、「こうしたほうがいいよ!」という
伝える側の判断です。

よって、アドバイスを受ける側からすると
自分が共感できる内容なら
ありがたく受け止めますが、

自分が共感できない内容なら、
余計なお世話になってしまいます。

いわゆる受け取り拒否
みたいなことです。

アドバイスはしてはいけないとか
有効ではない、ということではありません。

アドバイスが悪いという話でも
ありません。

共感できない内容であっても、
「あ~そういう考え方なのか~」
という気付きになれば、共感できない
アドバイス、という視点も貴重です。

ここで大事なことは、
アドバイスをどう受け止めるか。
それは受ける側が決めることだ
ということです。

 

ではフィードバックはどういものでしょう。

フィードバックは見たままを返すこと。
事実を伝えることです。

目標に対して行動した結果が
どうなのか、伝えることです。

ただ、事実だけでなく
感想を伝えることは構いません。

この場合は、「私」が主語になって
「(私は)〇〇のように思いました」

という感じです。

達成したいと思うゴールへむけて
必要な客観的あるいは主観的な事実を
受け取ることがフィードバックです。

このフィードバックを、受け手が
どう考えるかが大事です。

このフィードバックを
伝える側が自分の判断を入れて
伝えてしまうと、効果は出ません。

フィードバックといいながら
アドバイスしている場合がありますが
これでは、受け手側の考える機会を
奪ってしまっています。

フィードバックとアドバイスは
セットでは効果があがりません。

お読みいただき、ありがとうございました。

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