第396号
昨日は、申し込んでいた日本経済新聞社主催の
セミナーの抽選に、はずれてしまいました。
定員200名。
テーマは「コミュニケーション」改革
そんなに殺到したのでしょうか?
やはりコミュニケーションに悩む企業は
多いということですね。
今週は、キャッシュフローコーチ仲間で
昨年のMVPを獲得された
https://www.jcfca.com/mvpc2018/
(日本キャッシュフローコーチ協会)
あべきさんのセミナーに参加してきました。
あべきさんはメルマガを600日以上毎日書いている
税理士であり、コーチです。
あべきさんの事務所 → http://www.office-emp.com
今回は、コーチングの中の、
特に”やり方”について教えていただきました。
ポイントは
クライアントはアドバイスして欲しいわけではなく
「自分で気づきたい」
いかに、気づいてもらうために、
信頼関係を築けるか。ということです。
今日取り上げるのは「承認」です。
コーチングというと、
質問したり、話を聴くだけだとか
そういうふうに思われているかもしれませんが、
それは初歩の段階だと言います。
いかに「自分で気づいてもらう」
そして、「自主的に動いてもらう」
この働きかけができるかが大事です。
セミナーでの一番の学びは
「承認」と「評価」の違いです。
アクナレッジメント:承認です。
相手に対する気づきや理解、感謝のことです。
求められていないうちは、教えてはいけない。
これは日頃、意識しているのですが、
評価は知らず知らずのうちに
してしまっていました。
セミナーでこんな事例が出てきました。
去年の売上が7000万、今年は1億を目指していた
のですが、結果は8000万でした。
そのとき、コンサルタントとして何と言いますか?
ポジティブ、ポジティブと思って
「目標に行かなかったのは残念でした。
でも8000万なんて、去年より1000万増えて
すごいじゃないですか。」
私、こんなこと、つい言っています。
でもこれは、ダメです。
承認と評価は違います。
褒めてるからいいんじゃないのかな?
って思いますが、
”8000万はすごい=評価している” ことになります。
つまり「私の視点」から相手を評価しています。
そもそも本人は1億目指しているわけですから。
8000万では満足していません。
褒めればうれしいだろうとか
ねぎらうというのは、「私の視点」です。
では、どう言えばよかったのでしょうか。
「去年より1000万増えましたね。」
という“事実のフィードバック”まで、です。
「私の意見」は不要です。
もしも、8000万はすごいと伝えたいなら
「私は8000万はすごいと思いますよ」という
「感想」を伝えるという形にすることです。
アクナレッジメント(承認)は
相手にあらわれている変化や成果に気づき
違いなどを理解し、感謝を伝えたりします。
褒めることを勿論否定しませんが、
承認とは違います。
私のような「自己肯定感」が低い者にとっては、
褒められるとすぐに「いえいえ」と言ってしまいます。
「よくやったね、がんばりましたね」よりも
「ここまで来ましたね。●●ができましたね。」
という事実として伝えられるほうが受け取りやすいのです。
人は受け入れられることで初めて行動を起こせます。
主人公は”相手”なんだということを頭においておきましょう。
お読みいただき、ありがとうございました。
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