第392号
連休中、読まなくなったビジネス書を
初めて買い取りサービスを利用して処分しました。
本をゴミに出すというのは抵抗があるし、
古本として引きとってもらうのも地域によって
難しそうだし。
増える一方の本の山も限界に近付いたとき、
買い取りがあると知り、しかも案外簡単だと
知りました。
先日、買い取り金額を振り込みましたと
連絡が入りました。
こういう仕組みを思いきって使ってみると、
案外使える仕組みだなとわかることがあります。
必要だから購入した本の数々ですが、
結局読み返さないであろう本については、
せっかく買ったのだからという自分の感情に
引きづられることなく、不要なら買い取って
もらうという新しいルールを受け入れることが大切です。
一度体験すると、次からは気軽に買い取りシステムを
使えそうです。
部屋も広くなったし、捨てるというより、
再利用という思考の変化もできました。
制度を作って運用するには、
「知らない」
↓
「知っている」
↓
「やってみる」
↓
「わかる」
↓
「できる」
↓
「している」
この段階をクリアして、
人はできる(習慣化)ようになると、
これまでも説明してきました。
社員教育や研修の数々も、
時間はかかりますが、
考えなくてもできるように
“身につく” ことを目指しています。
でも、習慣化されたことが
ずっと将来にわたって、
よい習慣であるとは限りません。
習慣をルールという言葉に
置き換えてみるとわかると思います。
そのときは必要だから、
最善の方法だからということで、
できたものが習慣です。
でも、それが現状と合わなくなってきたら、
本当はすぐに見直さなければなりません。
それでも、人は習慣を変えることに消極的です。
いつもと同じようにやっていることが楽だから。
無難だから、です。
長時間労働も、そのほとんどが習慣です。
所定労働時間内で仕上げなければならないものを
いつしか、〇時間の残業時間込みの時間内で
仕上げる習慣ができてしまいます。
これは、単に仕事のスピードを上げる
とかでは解消しません。
根本的に、働き方を変える=習慣を見直す
ことです。
仕事を棚卸ししてみると、
資料作成が必要なくなったのに、
そのための下準備の作業だけは、
延々と残っているということがあります。
仕事のやり方を変えるときは、
それにつらなる一連の作業も
すべていったん廃止しないと、
作業するという習慣[ルール]は、
意味が、ある・なしに関わらず残ってしまいます。
習慣[ルール]化することは難しいですが、
それを見直して止めることも難しいことです。
習慣[ルール]を、定期的に見直すことの
ルール化もまた、必須ですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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