第332号
今日はセミナー受講三昧。
午後は評価制度の作り方を学び、夜は
吉本芸人からお笑いコンサルタントに転身した、
三好秀典さんのミニセミナーを初めて受講しました。
三好さんのプロフィールhttps://exwill.jp/partner/kousi/miyoshihidenori
3年ほど前からの顔見知りですが、
受講するのは初めてです。
今日の三好さんのテーマは「雑談力」
雑談、私の苦手な分野です。
仕事の話はいくらでもできますが、
フツーの会話は苦手です。
フツーの会話ってどんな感じ?
そもそも、雑談ってどういうものでしょう。
いわゆる無駄話をすることが雑談ではありません。
三好さんは雑談力をこう定義します。
『普通のことを言わない力』
相手の予想通りのことを言えば、
相手は口にはしなくても「~でしょうね」と
思うことでしょう。
それではダメですよと。
だからフリ、オチ、フォローという
笑いの法則を使いなさいと言います。
さすが、お笑いコンサルタントたるゆえんですね。
でも、これは高度過ぎる。
フリ、オチまでは考えついても
フォローまで行かない。
でも笑いはフォローのところで起きるものです。
例えば、
子供がにぎやかにはしゃいでる。 フリ
ものすごい勢いで走ってきて、顔から転ぶ。 オチ
何事もなかったように起き上がってまた走りだす。 フォロー
見てるお客さんはフォローのところで
安心して笑う。というもの。
話すことがなければ、
「天気の話でもしておきなさい」と
言われることがあります。
でも「良い天気ですね」は、
あいさつであって雑談ではありません。
あいさつのあとに何を話すか、
あいさつ+α が雑談にあたります。
たとえば、
「今日はよいお天気ですね。
こんな日はちょっと車で遠出でもしたいですね。」
「ほんとですね、どこがいいでしょう。」
「僕なら、箱根に行きますね」
というように話が展開しだして、
あいさつは雑談に変わります。
フリ、オチ、フォローで
会話を組み立てられなくても、
なんとか、プラスαは意識したいものです。
どうして雑談力が必要なのでしょう。
三好さんは
「〇〇な人しか笑わない」と言います。
〇〇には”スキ” が入ります。
“スキな人しか笑わない“
そうなんです。
おもしろさ<感じ良さ
笑うかどうかは、お笑いの技術よりも
人間力が優先するということです。
これをお笑いと向き合ってきた
三好さんが言うので重みがあります。
そしてこの感じ良さというのは
見た目の印象で決まってしまいます。
わずか5秒程度。
これが、雑談がうまくいけば、
気持ちが打ち解けて、
感じのよい人だ
となるわけです。
見た目の印象が
5秒程度で決まるなら、
雑談は、さほど長く話す必要は
ないのです。
職場における同僚や
上司と部下のコミュニケーションも
長さよりも頻度です。
同じ人に接する回数が増えるほど
好印象を持つようになる心理現象を
“ザイオンス効果”と言うそうです。
部下面談の時間がとれない、
チームのコミュニケーションがよくない
という場合、まずは長さに拘らず、
顔を合わせる時間を作ることを
こころがけてはいかがでしょうか。
ちょくちょく顔を合わすことが、
何を話すかより大事です。
フリ、オチ、フォローはちょっと無理でも
まずは、あいさつ+αの雑談力で
人間関係を深めましょう。
お読みいただき、ありがとうございました。
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