第324号
確定申告をやっと提出し、束の間ほっとしています。
いつもギリギリになってバタバタして来年こそは、
と思うことの繰り返しです。
クラウド版のソフトで作成しているのですが、
今なら使い方はもちろん、仕訳も決算対応も
よくわかっています。
でも、来年また締め切りギリギリにやろうとすると、
クラウドの扱い方も、また一から覚え直して、、、、
ということになります。
私は作成した人事制度の運用継続率は100%です。
これは自慢とかではなくて、
私が現在関与していなくても、
続けてくださっていますから、
私がどうこうではないですね。
ただ、契約が作成するところまでだとしても、
当然ながら、運用できることをゴールとして
作っています。
作った後、実行に移す、
その最初の1歩を踏み出す
のが大変です。
ですから、作ったら、
何をしてこうしてという手順が
わかっていることが重要です。
経営者の皆さんは、
思いが前のめりなので、
やる気はあるのですが、
作成後何をするか
評価の点数をつけることはわかっても、
それ以外はよくわかりません。
そこで足が止まってしまっては
もったいないです。
それしかわからないから、
・評価制度は点数をつけること
・その点数を部下に伝えてがんばれって
いうことだ
と、経営者だけでなく、
経営者がそう思えば、
管理職達もそう思ってしまいます。
人事制度を作ろうと思ったら、
スケジュールをたてましょう。
完成したらいつから仮運用を始めて、
いつから本運用に移行するかを
決めましょう。
仮運用期間に何をするかは、
評価シートが完成した
タイミングで決めておきましょう。
評価シートがほぼ完成すると
ひと山越えた気がして、
自社の人事制度への手ごたえも
ちょうど感じ始めるころです。
手ごたえを感じるこのタイミングでないと、
完成後についてまで考える余裕は
ないでしょう。
仮運用期間で目指すことは
ひとことでいえば
PDCAサイクルを回せるようになることです。
具体的にはどういうことをするのでしょうか?
1.社員全員の点数をつける(スタート時点)
2.評価のフィードバックを伝える(上司も同席)
3.本人が次期の目標を設定する
4.本人の実行と日々の上司の指導
5.上司による評価
6.評価決定会議(成長支援会議)
7.評価のフィードバック
8.目標設定と前期の振り返り[改善計画]
このサイクルを仮運用期間ちゅうに
一巡できるといいですね。
私が人事制度を学んだ
「社員が成長し業績が向上する人事制度」が
重版を重ねている松本順市さんは、
”人事制度を、すぐに!簡単に!可視化して!
構築・運用し業績を向上させよう” と言います。
『構築・運用』セットなんです。
別物ではないんです。
人事制度と運用を分けて捉えない
ということです。
なぜなら、
人事制度作成や運用がゴールではなく、
実現したいことは
業績の向上であったり、
組織力を高めて生産性をあげること
だったりします。
どうして人事制度を作るのでしょうか。
お客さまから人事制度を作りたい
と相談を受けたら、まず私が
おたずねする言葉です。
ここから人と組織の成長する
仕組みづくりが始まります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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