第275号
昨日1月14日は成人の日でした。
日本経済新聞には新成人に贈る言葉として、
秋元康さんがインタビューに答えていました。
根拠のない自信を大事に。と
根拠が覆されたときに自信も崩れてしまいます。
何となく行けるとか、自分がそうなりたいと思うことが大事です。
根拠のない自信とは、すなわち自己肯定感です。
自尊心ともいいます。
自分の“どこに”自信があるというより、
自分という”存在自体”に自信があるというか、
肯定しているのが自己肯定感です。
自己肯定感を高めるにはどうしたらよいでしょう。
ありのままの自分をうけいれることです。
でもそれはなかなか難しいから
まずは、自分の存在が周りの人に役立っている、
貢献していると認識できることから探してみましょう。
これが ”自己有用感” です。
言ってみれば、他人の評価がある分
自己有用感は ” 根拠のある自信 ” と呼ぶこともできます。
自己肯定感を高めて
根拠のない自信を手にいれるには
自分自身をまず認めてくれる場所、
環境を手に入れることで、
自己有用感を高めることで
自分の思考パターンを変えて、
自信(≒自己肯定感)を手に入れることです。
とかく、大人は若者に対して認めません。
眉をひそめるのは、昔も今も変わりありません。
そのような態度では、自己肯定感は
高まらないですね。
仕事の現場でも、もちろん、
自己肯定感を高めることは大事です。
自己肯定感の低い人に
新しいことをしたり、責任のある仕事を
任せようとすると、激しい抵抗を受けます。
「とても私には出来ません」と言われてしまいます。
実は、自分で考えて自分で決められる
ようになってもらうには、自分に自信を
もってもらうことから始まります。
会社として取るべき方法は、
他人から評価によって得られる感情
である自己有用感を高めて、
自己肯定感を持ってもらえるよう
『認める』ことです。
まわりが『認める』ことで、
自分に対する根拠のない自信ができると、
他者評価ばかりを気にすることがなくなります。
そうなると
少しづつ、自分で考えて、自分で決めて
自分でやってみるようになります。
そうすると、はじめて仕事が楽しい、とか
ワクワクするおうになって、
評価されるから行動する
ということから一歩進んで
面白いから行動するというレベルになります。
お読みいただき、ありがとうございました。
つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。