第242号
先週、パソコンに向かいながら、
うたたねして起きると
左手がしびれて、キーボードはたたけない、
物はつかめない、もろもろ大変でした。
あわせて、肩のしびれがずっと続いているのも
気がかりでした。
ようやく1週間たって、指もほぼ動かせるように
なりましたが、今日、病院に行く時間がとれたので、
よい機会だと思って、脳神経内科で
MRI検査をして調べてもらいました。
結果は、脳には異常はなくてよかったのですが、
ではなぜ指は突然力が入らなくなったのか?
肩のしびれは肩こりに過ぎないのか?
この疑問は消えません。
お医者さんは、あきらかに、
検査前の深刻な様子はなくなり、
脳に異常がないのだから
「たいしたことがない」
「よかたじゃない」
という態度で
検査結果を説明されます。
命にかかわるかどうか、という軸で考えれば、
その見解は正解かもしれません。
私としては、脳に異常があるかどうかを
知るだけでは、問題解決にはならないのです。
求める安心の違いがあります。
お医者さんとすれば、
脳に影も何もないから、
おおごとではないことがわかって ” 安心 ”
私としては
MRIで検査したのは、原因を知るための手段で、
原因がわからなければ安心は得られないという心情。
すれ違っています。
何を解決するのかという点について、
価値観の違いが鮮明です。
率直に、この違いを伝えたことで、
私の求める安心は違うということへの
お医者さんなりの理解をしていただき
肩こりを緩和する薬を処方してくださいました。
病気の事例を事例として
ビジネスと同じ土俵で語るのは
慎むべきことかもしれませんが、
これまでも問題解決方法について
問題に焦点をあてる思考 「問題志向」
解決に目を向ける思考 「解決志向」
についてご紹介してきました。
私は、今日の検査で
原因はわからなかったのですが、
重い病気の予兆ではないという安心感
痛みや脱力感を緩和するための実行策として
しびれや痛みを緩和するお薬を処方して
いただきました。
人や組織に関することは、
原因を特定することが難しいことから
「解決志向」で検討しましょうと
申し上げてきました。
目指すゴールは同じであって、
問題志向で原因を確定
することが難しければ、
どうしたら解決できるのか、
という視点で考えることです。
そうすると、問題解決が進まなかった
状況が進展します。
これもいわゆる ” 出来事 ” に対しての
アプローチを変える。
取り組む ” パターン ” を変えるひとつの方法です。
お読みいただき、ありがとうございました。
つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。