制度づくりは実態を文字にしてから未来を目指す

第227号

正直、心がざわつきます。

人はそんなに簡単に乗り越えられるものではないですね。

私は昨年この時期に行われた
コミュニティのイベントのリーダーを務めました。
2年目は、選挙で選ばれませんでした。

このときの気持ちに向き合って書いたブログ

私が選ばれなかった理由:リーダーとは先頭を走る人

1年目に一緒にイベントを作り上げたメンバー
による投票で選ばれませんでした。
当時、これはきつかったです。
こんな気持ちで運営メンバーとして残ることは
針のむしろです。
辞めることで気分を害した人もいたかもしれませんが、
今年、コミュニティ活動とは距離を置きました。

食事もできない日々が続いたので、辞めるという選択に
間違いはなかったと思います。

それでもようやく心のリハビリして、
このイベントのなかで、コミュニティの人の投票によって
決定する賞に立候補して、
賞をいただくことができました。


仲間に「承認」されている実感を感じ、
2年連続で舞台に立つことができました。

1年ぶりのコミュニティへの参加は
緊張から神経が疲れましたが、
かいがいしく動き回る運営メンバーの姿も
避けずに目に入れました。

みなさん、がんばってるなぁって思いました。

これで乗り越えた、
リハビリ完了だと思っていたのですが、
どうにも当時と同じような
心の乱れがあるのです。

イベントグッズをどこかに忘れて
帰ってきてしまったことからも
どこかまだ、無理していたんだなぁとも
思います。

人から見れば、賞も取ったし
落ちてかえってよかったじゃないか、
というところですが、
そう簡単にはいかないようです。

フェイスブックで仲間の投稿に「いいね」や
コメント入れることは、この1年も継続して
やってきましたが、
このイベントの名前が出る投稿は、
やっぱりスルーしてしまいます。

ブログの師匠、板坂裕治郎さんは

こういう過去を引きずる状況のことを
「過去を浄化できていない」と言っています。

難しいです。

まぁ私の場合は、

傷が思った以上に深かったので、
ちょっと完治には時間がかかるのかもしれないし、

古傷が毎年この時期がくると痛む
というのと似た症状なのかもしれません。

メンタルモデルを書き変えない限り

このイベント最大の賞を取れたとしても、
このままでは毎年傷は痛みそうです。

それが引きずられているということなら、
今が正念場です。

 

人件費予算を仕組み化するために、
後継社長と会社の財務状況をひも解いています。

決算書だけからでは見えてこない、
会社の実態があります。

実態をまず可視化してからでないと
理想の形にはもっていけません。

これは、評価制度でも同じです。

まずは実態の把握です。

つい理想と程遠い実態に、
これでは「予算化なんてできない」
「やってないからわからない」
と言いたくなるのを、

辛抱強く、今のお金の流れの
“事実”を可視化していきます。

”今をみつめた先に、未来があります”
今の状況を受け入れて、分析しなければ
何も前には進みません。

でもみつめるだけでは足りません。

みつめたうえに、
それを文字化することが大事です。

ある程度見えてくると、
イメージできた、わかったという
社長がおられますが、

自分だけがわかっていればよいなら
それでもよいでしょう。

でも、人に説明するのであれば、
まずは文字や絵に書いてみることです。

人は、文字にすることでさらに思考が加速します。

なにより、ホントに頭で思っていることに
整合性があるのかどうかがわかります。

無意識のうちに、
会社の実態が見えてくることに
及び腰になってしまっているのかもしれません。

でも、向き合えば、解決策は出てくるものです。

さて、私の正念場ですが

『あのことがあったから今がある』
と”自信”をもって思えるようになることが必要なようです。

そのためには、今年のように
”あり方”がかわるだけでは足りず、
次の課題は、圧倒的な自信(成果)を
得ることです。

来年の目標ですね。

心の揺れを前に進む力に変えていきます。
無駄な経験はありません。

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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