第226号
月曜日のMVPコンテストではプレゼンターから
覚悟という言葉が何度も聞かれました。
MVPコンテストって何?という方はこちらを
ご覧ください。
https://www.jcfca.com/mvpc2018/
この『覚悟』というのを辞書で調べてみると
- ●危険なこと、不利なこと
困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること。 - ●きたるべきつらい事態を避けられないものとして、
あきらめること。観念すること。
MVPに立候補するという行為自体が、
覚悟がなければできないわけで、
非常に覚悟はプレゼンターには
ごく身近な言葉なのでしょう。
人事制度のセミナーを開催すると、
多くの方にお越しいただき、
無料相談も受けていただきます。
でも、その後、実際に人事制度の作成に
着手されるかどうかは、なかなかハードルは高いようで
「作ったほうがいい」という程度ではGOとはいきません。
「やらなきゃいけないんだ」
「やるんだ」
というくらいの姿勢でないと、
なかなかその一歩は踏み出せません。
人事制度は作って終わりではなく、そこからがスタートだからです。
コンサルタントの営業としては、
これがなかなか難しいところで、
例えば、人事制度を作る時に
助成金が使える場合があります。
これをお客様に伝えるタイミングしだいでは、
じゃあ実質無料なら作ってみようか。
となって、ハードル下がるのは、
良いことなのか、どうなのか、です。
肝心なのは、
「作りたい」→「作ることで実現したいイメージがある」
ということが前提にある、
ということです。
もちろん、脅かすだけ脅かすのでなく
(そんなつもりはないのですが)、
大変だけど、
あなたが“やる”と決めるなら、
全力で支援しますよ、
というスタンスを取るのが
コンサルタントの姿勢だと考えます。
いずれにしても、
安易に「だいじょうぶ出来ますよ」というのは、
言ってはいけないと思っています。
当たり前のことではありますが、
大事な基本です。
コンサルタントに依頼する側としては、
相談したコンサルタントが、
何を持ってだいじょうぶ、と言っているのか、
見極めないといけませんね。
そして何より、
人事制度を作って、どんなふうになりたいのか
ここを自分の中でしっかり固めておくことが
人事制度設計で失敗しないコツでもあります。
お読みいただき、ありがとうございました。
つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。