第202号
同じ言葉でも、人によって定義が違うことがあります。
ニュージーランド代表というよりオールブラックス
といったほうがなじみがある人にはなじみがある
ラグビー世界ランク第1位と東京・味の素スタジアムで
日本代表が戦いました。
スタジアム来場者数は、日本代表戦で最多の4万3571人。
結果31対69で敗れたのですが、
なんとかこの差を縮めて、来場者数以上に
試合内容でもニュースになってほしいなぁと思います。
ラグビーの試合終了を意味する言葉として
「ノーサイド」という用語があります。
いわゆるゲームセットのことです。
ラグビーをよく知らない人も
ユーミンのノーサイドという曲で、
この言葉を知っている人もいるかもしれません。
試合が終われば、サイドの隔たりはなくなり、
握手し、称え合い、友情を育むという
スピリットを表す言葉としても、愛されている言葉です。
実はこの言葉は、すでに世界では
使われなくなっていて、通用しない
らしいといいます。
会社で評価制度を作る時、
評価項目を決めたら、
定義を文字化して、それを共有します。
ここをしっかり決めて
上司と部下で共有しておかないと
「えーっ、だって普通はこうするでしょ!?」
「人は誰でも~すべきです!」
なんてことを評価面談の場で
言うことになってしまいそうです。
これまでも効き脳はじめ、人と人の思考のタイプ
の違いをお伝えしてきました。
みなさん、頭ではわかっているのです。
わかっていることと、できていることは違います。
だから、この評価の前提を
明確にして揃えておかないと
評価期間がまったく無駄になってしまいます。
あらためて、
自分の当たり前と人の当たり前は違う
ということから、評価制度は作っていきましょう。
お読みいただき、ありがとうございました。
つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。