第201号
例えば人事制度を作ろうとするとき
何かを変えたいと思うところがあって、
人事制度を作ろうとされます。
変わることは成長すること、
と考えるので、『変わること』を否定しませんが、
人事制度のような仕組みづくりにおいては、
まずは現状を可視化することに努めます。
人事制度のキーワード“基準はものさし”
どれくらい伸びたのかが評価制度では
重要だと思っています。
現状を把握するためにも、
今までと変わらない、
むしろ今、可視化はされていないけれど
社長の頭の中にある評価の方法を
可視化することに意義があります。
必ず、仕組みには目的があります。
この目的をしっかり見つけることで、
作る評価制度に1本の筋が通ります。
人事制度をつくるとき、
あるいはその運用フォローとして、
チームビルディング[組織開発]を取り入れるとき、
必ずやらなければならないことが、
ビジョンやこれから取り組む
コンサルティングの目標・目的です。
これが出ないようなら、
人事制度やチームビルディングは
やらないほうがよいです。
これまでやっていなかった
制度の仕組み化という
変化について、
耐える体勢が取れていません。
変化できる状態にないならば、
無理に変わる必要はない、
むしろ
中途半端な状態で変わろうとしても、
変われませんよ、とお伝えしています。
何か行き詰まり状態のとき
それを打破するべく変わろうとする
ことは間違いではありません。
変わることの目標、目的は
はっきりしておかないと、
ふわっとしたゴール設定になり、
ふわっとした制度しか作れません。
お読みいただき、ありがとうございました。
つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。