第172号
今日は、キャッシュフローコーチの仲間で
税理士の冨永昭雄さんから学ぶ勉強会に
参加してきました。
B/SとP/Lを1枚で見られるようにした
キャッシュフローコーチには必須のツール
「1シートマネープラン」をどのように活用法するか
というのがテーマです。
結論としては、「1シートマネープラン」を
作成することが重要なのでなく、
これを使ってどうしたいのか?
が大切だということに行き着きました。
「1シートマネープラン」は試算表を使って
次のような構成から成っています。
上段:PLの数値を反映させる(P/Lの実績・予測を見える化)
下段:B/Sの数値を反映させる(キャッシュフローの実績・予測を見える化)
通常、税理士の方の視点は:
試算表を使って過去(実績)どういう数字だったのかを
表に落とし込むことが重要
キャッシュフローコーチの視点は:
実績値をもとにして、
将来の予測数字を入れたとき、
使える資金はどれくらいあるのかの
予測の月末「現金、預金残高」が重要
キャッシュフローの予測をたてることが重要で、
ひとつひとつの科目にこだわり過ぎて
作成できないということにはならないように、
個々の項目として特定して数字にするのがむずかしければ、
それらを一次方程式のXのように、わからない項目を
ひとまとめにして、総額として計算してもよい
という考え方を教えてもらいました。
「1シートマネープラン」は
過去の数字をを振り返りながら、
事業計画に添って将来予測数字を入れていきます。
たとえば、今月マイナスになったのなら、
どうしてマイナスになったのかを振り返ったうえで、そ
こを加味した予測をたてることになります。
そういう意味で振り返りは非常に有効です。
数字に限らず、人も成長するためには
振り返りが大切です。
上司によるフィードバックも大切ですが、
まずは本人が振り返らないと、
上司の言葉から気づきを得ることはできません。
自分を振り返るとは、
” 自分のことを自分の目で見る ”
ということです。
以前の自分を想像し、思い出し、
客観的にどうだったかを振り返り
どうすればもっとよくなるかを
考えられるようになる。
この力を養うことで、より成長が促進されます。
数字は1シートマネープランを作ることで
振り返る習慣化されます。
社員さんについては、
上司の方が普段の面談のときに
「で、あのときどう思ったの」等、
自分で振り返ることができるようになるように、
意識して促すことで、自分で振り返ることを
習慣化させていただきたいです。
お読みいただき、ありがとうございました。
つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。