ひとつのことを信じる力 人事評価制度を支援する

第162号

タイガーウッズが見事に復活してツアー優勝しましたね。
実に5年ぶりだそうです。

デビューから12年間で、マスターズ4勝、全米オープン3勝、
全英オープン3勝、全米プロ4勝と、14のメジャータイトルを
手にしたウッズは、まさに当時は絶対的王者。

それが、故障や私生活のゴタゴタで、
試合に出ることもままならなかったのが、
昨春、脊椎固定手術を受け、今年1月に本格復帰。

7月の全英オープンで6位タイ、全米プロで2位に入るなど、
たびたび優勝争いを演じて、満を持しての今回の優勝です。

戻ってきたタイガーウッズのゴルフは、
石橋をたたいて渡るような、いわゆる守りのゴルフでした。

ゴルフは精神力が7割で技術は3割と言われているそうです。

技術力がそんなに低いと思いませんが、
むしろそれを上回る精神力が要求されるのだろうと
解釈しています。

タイガーウッズは、最終日

「1番でバーディが取れたから、残り17ホールはパーでいい。それでもアンダーパーで回れば、きっと勝てるから」

と、信じて、守りのゲームプランに忠実に、
スコアがくずれそうになるのを、ねばりとがまんで、
乗り切りました。

そしてツアー復帰してからのプランどおり、
着実に目標を達成して、シーズン最終戦で
復活優勝という最高の願いを達成しました。

復活するんだという強い思い。と言うのは表現が
稚拙すぎるかもしれませんね。
そんな簡単な道のりではなかったでしょうが。

でも、結局自分を信じて、ひとつひとつ
結果を出し続ける先に、ゴールがあります。

 

来週はもう10月で、今年も後3か月です。

今年、年のはじめにアクションプランを作りました。
1年間の行動目標ですね。

掲げた目標ができたかどうか、
毎月振り返りながら、修正してまたゴールを目指す
ということをやってきました。

その中で、固まった思いがあります。

私は、人事評価制度を作ったり、
就業規則を作ったり、
予算計画の支援をしたり
研修などを通じて会社を支援しています。

ここに挙げたのはツールです。

ツールにこだわりすぎると、ホントの支援にはなりません。
こだわるべきなのは、成果であり、
目的は、社員を成長させながら
経営も成長させることだと思っています。

でも、
勿論“目的”が大事ではあるけれど、

あり方を具体的に表現した
“やり方”を示す“ツール”は大事です。

 

タイガーウッズが最終日

「とてもコンサバティブなゲームプランで戦うつもりだ」

と言って、それに徹したように、
それが最善だと思うなら、そのやり方に
こだわるのもひとつの方法だと思うのです。

お客様に対して、
本当は、いろいろな引き出しを持って

その中からどれが一番必要か、
見極めてお客様ごとに提案するのがよいのでしょうが、

何が正解かがわかりづらくなっている現代は、

まずは、こういうやり方でやっています
と、自分が信じるやり方を示すということでも
いいのではないかと思います。

 

私のイチ押しのツールは“人事評価制度です”

学んできた養成講座の先生や
マーケティングをやっている仲間からは

「人事評価制度を作りたい会社はない」と
一刀両断されました。

確かに、評価制度をつくることが目的ならね。

でも、会社を継続させるには、
お金も大事だけれど、やっぱり人材だと思っている
会社は多いわけで、

評価制度と言う名の成長を支援する制度であるなら、
やってみようと思う人は少なからずいると思います。

ただ、作るには覚悟が必要だから、
よほど腑に落ちないと、やってみようとは思いません。

その意味では、潜在的ニーズはあっても
顕在化はするのに時間がかかるのかもしれません。

それがわかったうえで、
私としては、決めた以上、少なくとも今年は
自分を信じて前へ進んでいこうと決めました。

ひとつのものを信じて愚直に実践あるのみです。

 

働き方がかわっていくこのタイミングで、

どう変わるのか、
どう変わりたいのかという
目標設定が、成果を生み出すうえで、
非常に重要です。

目標を設定して、それを実践するやり方に
正解がないのであれば、まずはこれと決めて
信じて集中してやり切るしかありません。

うまくいかなくても
まずは決めたことをやり続けることです。

なぜなら、人は結局、
やりながら学ぶことが多いので、
やってみないとわからないからです。

私も今年あと3か月、信じてやりきっていきます。

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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