働き方改革の課題を解決 安全が生産性をアップする

第106号

最近、よく行くスーパーのレジが
セルフレジになりました。

セルフレジとは、商品のスキャンや
会計を全て買物客自身で行うシステムのことです。

初めて目にしたときは、
どうやってやるのかわからないので、
お店の人がスキャンしてくれる精算レジに
並んだものです。

新しいものを避けた、ということですね。

そして、平日のすいている時間帯に
初めてチャレンジして、何度もお店の人を呼んで、
聞きながら一通り体験し終わって、
ようやく自分でできるようになりました。

それでも、スキャンがうまくできなかったり、
変な表示が出たり。

エラー表示はお店の人を呼んで、
エラー解除してもらわなければならないので、
本当に恐縮してしまいます。

結局、
人が新しい事にチャレンジしない
出来ない理由って

こういう事なのだと思うのです。

新しいことをやれば、
効率いいってわかっていても、
その前にまず『面倒くさい』と思ってしまいます。

仕事でも、効率的にしようと、
新しい何かを導入すると、
一次的とはいえ、効率がぐんと落ちたり
慣れないことから間違いが起こったりします。

人の強みや弱みがわかっていれば
新しいことに飛び込むのが苦痛ではない
人から取り組めば、効率がぐんと落ちる
というようなことにはなりません。

チームとして成果を出す、
お互いに補完しあうという、
チームビルディングの考え方です。

働き方改革とは、
労働力の主力となる生産年齢人口(15~64歳)が、
国の想定以上のペースで減少していることから、
労働力不足解消のために掲げたのが
多様な働き方であり、生産性の向上です。

この生産性を向上させる方法は
・人数や労働時間を変えずに、生産量や、付加価値を高める方法
・生産量は変えず、成果を出すために必要な人を削減したり、業務を効率化させる方法

この2つがあります。

なかなか現代は、生産量や付加価値を増やす
のは難しく、人を削減するのも簡単ではありません。

そこで、業務の効率化からまず着手することが多いのです。

これが、業務の見える化で
無駄やミスを減らしたり、
労働時間管理をするというものです。

ただこの効率化を “やり過ぎる” と、
”人材育成が後回しになる” ということになります。

効率化だけでは、働き方改革に立ちはだかる

  • 長時間労働
  • 非正規と正社員の格差
  • 労働人口不足(高齢者の就労促進)

3つの課題の解消はなかなか進みません。

この解消のための方向性を示したのが、
2016年にグーグルが発表した
労働改革プロジェクト(プロジェクト・アリストテレス)
の結果です。

社員の生産性を極限まで高める唯一の方法は、
心理学用語でいう『心理的安全性』

つまりは安らかな雰囲気を
チーム内に育めるかどうかが、
成功の鍵なのだと結論付けしました。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/48137?page=3

社員一人ひとりが、会社で本来の自分を曝け出すことができること

それを受け入れるための『心理的安全性』、つまり他者への心遣いや共感、理解力を醸成することが、間接的にではあるが、チームの生産性を高める。


生産性向上のためには、
遠慮がなくて配慮のあるコミュニケーションができる環境
であることが大切です。

 

以前のブログ記事より~
配慮のあるコミュニケーション

配慮のあるコミュニケーション

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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