第103号
明日は台風が上陸のおそれがあるということで、
予定されていた花火大会やお祭りの中止が
相次いで発表になっています。
ここ最近の気象庁の予報の的中率を考えると
、大幅に進路が逸れるということは考えられませんから
やはり台風来そうですね。
まだ西日本の豪雨災害の記憶も新しく
また復旧も全然していないことも考えると、
多くの主催者がぎりぎりの判断をして決断しています。
私も本来ならこの土日は「識学」を学ぶ勉強会に
参加予定でした。
参加する人は、わざわざ東京に来る予定を作ったり、
あるいは予定を調整して、皆そぞれに準備していました。
台風情報がだんだん頻繁に流れるにつれ、
直撃のおそれはどんどん濃厚になって
開催2日前の今日、主催してくれた仲間が
中止を決断しました。
彼がその決断に至る心境をブログに書いています。
すでに365日以上ブログを書いていて、私の前を走る先輩です。
「今いるメンバーで3倍の利益を生み出すチーム作りの秘訣」
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今回のように天候が相手だと、
気象庁の予想が信頼できると言っても、
絶対ではありません。
情報の少ない中で決めるからこそ『決断』です。
情報が揃っている中で決めるのは『判断』です。
前例がないなかで決断する、
これは、まさにリーダーです。
リーダーの定義はいろいろあるでしょうが、
実感として、リーダーは『最初に実行する人』
です。
考えれば経営者は常に決断の連続です。
・どこにお金を投資するか
・誰を昇進させるのか
・どちらをやるほうが自分がワクワクするか等
もちろん、大きな決断だけでなく、
ちょっと悩んでいる部下の●●君にいつ声をかけるか
ジムに通うかどうするか、などもあります。
いかに瞬発力で精度の高い決断ができるか
毎日訓練しているようなものです。
あの人は決断力があるなぁと言っても、
素質や能力など持って生まれたものではありません。
ただ、その決断にいたる思考は、
くせというか、パターンがあります。
私は最終的には、その決断が、
無理なく説明できるかどうかで、
その決断を推進するかどうか
決めています。
どうせなら正しく決断したいですが、
どうすればよいでしょうか。
次のようなチェック項目から考えているかがひとつの視点です。
・データから考えているか
・感情(意見)と事実をわけているか
・枝と幹を見誤らない
・得られるものが多いのはどちらか
・その決断の説明ができるか
・そもそもの前提をいったん疑う
こうして出した決断を、
後日正しかったかどうだったか
検証することは考えません。
それでは決断がどんどん出来なくなります。
その時納得して出した結果であれば、
それ正しいのだと信じています。
同様に、決断に正解、不正解はありません。
決断したらその瞬間から事が動き出します。
動き出した後に、今さら不正解だと言われても、
まったく同じ状況には戻れません。
よく良いことも悪いこともすべてが経験
になると言いますが、まさにそれです。
私がブログを毎日書いているのも、
書くという決断が始まりです。
書いたから必ずお客さんが増えるとか
という保証は何もありません。
でも“やることを決めた”のです。
毎日書けるだけの体験ができたら書きます。
では、ありません。
これは決断しているとは言いません。
書くだけの題材はないけれど、
書くと決めたから書く、というのが決断です。
たとえ途中で続けられなくなっても、
書くと決めたことが無駄になる、
間違いだったとは到底思えません。
正しい、正しくない
正解、不正解 という枠組みを超えて、
決断は成長を促進させるチャンスなのです。
お読みいただき、ありがとうございました。
つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。