その成果を出すために 決めることをやる

第080号

気がつけばもう7月。
今年も既に後半戦が始まっていましたね。

日々の業務に追われて、
新規の●●に取り組む時間がありません。

今月は繁忙月なので、残業してやったのですが、
間に合いませんでした。

緊急な案件が入ってしまって
今回はできませんでした。

顧問先の社員の方と
次までにこういうことをしておいてください。
という約束した内容について、
次の月に訪問すると
こういう意見をおっしゃる場合があります。

その方が、そう決めたならしょうがありません。
人は意識、無意識にやる、やらないを
決めるものです。

何より一番まずいのは決め切れないことです。
そうすると、結局何もできないままで
終わってしまいます。

何をやると決めるのか
あるいは
何をやらないと決めるのか

このように言うと、「選択と集中」ですね
とおっしゃる方がいます。

はい、確かにそうです。

やると決めて徹底的にやるのが効果が上がると
考えるから、選択して1点に集中!ということです。

でも、それもちょっと躊躇してしまうかもしれません。
というのは、1つのことに集中することの弊害やリスクを
無意識に感じているからでもあります。

じゃあ、結局全部やるのか、というと
私は、決める視点を少しずらします。

決めるのは、何をやらないかを決めること
でもよいのです。

何も、やるかやらないかの二択である必要はありません。

第3の選択肢として、
●●に委ねることを決める

もありです。

この●●は人でもよいですし、機械、ソフトの場合もあります。

お伝えしたいのは、決めなきゃと思うあまり、
かえって決めることを後回しにして結局何もできない
ままになってしまうことは避けましょう。ということです。

その時のよりどころは『選択』の先のやらなければならない目的です。

目的を『期待成果』とするならば、
その成果を出すために
決めることをやる、ことが大切ということです。

目指す目的の前においては、この業務、作業は
やらないと決めるということですね。

ところで、
仕事を円滑に進めるには
仕事に期限を決めることだと言われています。

期限を決めることは、
作業の完了を高めます。

期限が決まったことで
初めて果たすべき『作業(タスク)』となります。

私は、時間管理の一環としての
期限を決めるという行為を、

期限を決めることの副次効果として、
目の前の課題に向き合うために
期限を決めます。

人は、期限を決めない限り、
それを仕事として認識できません。

向き合うことで、しっかりと
何をやらないのかを、自分の意思で
決めてほしいと思っています。

やることが前提の
上司から指示された仕事であっても
その進め方については、
あなたの裁量です。

決めることに正解、不正解はありません。

ワールドカップ サッカーのポーランド戦の
残り10分の采配も
正解、不正解はありませんね。

だからこそ、日々決断することの怖さを知っている人は、
あの場面にくぎ付けになったものです。

西野監督は、名を捨てて実を取る決断をしたわけですね。

お読みいただき、ありがとうございました。

つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗でした。

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