リーダーはこうして生まれる

第059号

サッカー日本代表が、相手のパラグアイが
ベストメンバーではないとは言え、
W杯前最後のテストマッチで4点取ってパラグアイに
勝てたのは良かった~。

スイス戦とはガラッと布陣を変えたイレブンの
キャプテンは山口蛍選手でした。

試合後、西野監督は、

「間違いなく彼はそういう立場で、そういう役割をチームの中で果たさないといけない選手。そういう立場になれば間違いなく果たしてくれるリーダー性は備えていると思う」
と、ゲームキャプテンに抜擢した意図を語った。

8年前の南アフリカ・ワールドカップ直前に、
中澤選手から長谷部選手にキャプテンが
引き継がれたことを思い出して、感慨深く
感じたものです。

メディアとしては、南アフリカではベスト16だったので、
夢よもう一度と、重ね合わせて語りたくなるのかもしれません。

セレッソ大阪でキャプテンを務める山口選手は
自らも口にするように「プレーで引っ張っていくタイプ」

前回W杯も経験している選手が多く、年齢も高い、
いわゆる成熟しているチームの場合は、
カリスマ性のある、たとえば本田選手がキャプテンするより、

山口選手のような決して上から押さえるタイプではない
リーダーが合っています。

でもそれ以上に、西野監督には
いずれ果たさなければならない選手
という思いがあったといいます。

以前、ブログでも書いたように

評価制度を作ってもリーダーは育てられない
https://suzukey-stone.com/2018/05/03/020/

リーダーは育つもので、育てることはできませんが、

リーダーとしての経験をどのように積ませられるか
どのタイミングで積ませるか、

これは、できるということです。

山口選手のキャプテン抜擢は、
「本人に伝えないなかミーティングで指名した」
という突然の任命だったといいます。

リーダーは育てられないけれど、
リーダーをやってもらうと決めることはできる。

ということです。

ワールドカップで勝ち抜くのは
簡単ではないでしょうが、
6月19日初戦のコロンビア戦、
誰がピッチにたっているのか、
キャプテンは誰なのか、楽しみです!

お読みいただき、ありがとうございました。

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鈴木早苗でした。

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