つまるところ「人と組織」
社長の想いを語りなおして
強み×8割の社員が育つ仕組み×関係性をデザインする
鈴木早苗です
第025号
35億と言えば、昨年一世を風靡した
ブルゾンちえみさんのネタですが、
これは、地球上の男性の数を言っているのだとか。
そのゴロのよさに、気持ちよく笑ってました。
35億って想像できない数字のはずだったんですが、
この金額で、ヴィッセル神戸への移籍が噂されているのが、
サッカースペイン代表イニエスタ選手です。
バルセロナのイニエスタと言ったほうが
とおりがいいかもしれません。
このイニエスタ選手獲りに
ヴィッセル神戸が年俸32億円で
交渉しているというからすごい!
オーナーの三木谷社長は
もっと用意しているとも言われているので、
ロナウドが46億円くらいですから、
35億円もあるかもしれません。
これからは、ブルゾンさんのネタで
35億ってオチ聞いたら、
イニエスタの年俸だって、思うかもしれません。
ホントのところは
32億円だってリアリティはないけれど、
今回のニュースで、35億っていうのが、
ただの数字の記号から、
円(エン)のイメージが私のなかでついてしまいました。
自分にとって、イメージしやすいことに置き換えることで
身近なものになるというのは、実は評価シートの
目標設定も同じです。
私は、業績向上につながる評価シートを提案しています。
まず売上や粗利、あるいは生産性とか、
期待成果を評価項目にして、それを数字で設定します。
そしてその数字を達成するための行動目標を、
次の評価項目として評価シートに入れます。
普段の仕事では、行動目標をやったかやらないか、
を上司と部下で報告、相談して
成果を出せるように行動する、というものです。
この期待成果として設定する数字ですが、
社員さんにとって身近な数字でないと、
達成意欲がわいてきません。
社長は普段大きな数字を見慣れているので、
小さい数字に設定するのが、なかなか大変なようです。
秘書をしているとき、
社長に経費や売上の内訳について、
毎月説明していましたが、
100万円以下は説明しなかったです。
説明不要と言われていました。
でも社員さんは、会社の年間売上目標が、
たとえば30億として、それを評価期間は年2回だから、
半期の目標を15億円と設定されても、
何をどれだけ売ればその額になるのか、
イメージできません。
イメージできないと動けません。
例えばアパレル業なら、
売上=客数×客単価×購入回数
というように分解できますから、
数値目標は、売上よりも客単価や
購入回数(リピート率)を掲げてあげたほうが、
わかりやすいし、頑張れます。
会社は、その個人の目標が、
会社の半期売上目標の15億円に
どのようにつながるのかを説明することも大事ですよ。
なぜなら、会社の数字に興味をもってもらわないと、
業績向上はできません。
自分の売上だけしか興味を持たなくなってしまいます。
経理だって同じです。
直接会社の売上には関わっていませんが、
どういう貢献をしているか。
数値化できるものはないか。
というような視点で、より社員さんにとって
身近な数字を期待成果として設定します。
たとえば、1日に処理する伝票の枚数とかも、ありです。
もしも、社員さんが、
なかなか目標を達成できないようなら、
目標をもう少し分解して、
イメージしやすいものに置き換えてみましょう。
イメージできないと言えば、
ヴィッセル神戸は、イニエスタを
うまく使いこなせるのでしょうか?
でも見てみたいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。