![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2019/07/d08a269fc44f802d5d0b2d0911f806f6-640x400.jpg)
第480号
8月8日、日本経済新聞朝刊の
スポーツ欄のコラム「逆風順風」で
「ショートスターター」という
投手起用の新手法に触れていました。
初めて聞くものでした。
日本ハム栗山監督が始めたようですが、
これは、先発投手に短いイニングを任せる手法です。
通常、勝ち星が先発投手につくには
5回まで投げることで権利を得ることができます。
よく、5回まで投げてくれれば、と言われるのは
そういうことです。
しかしこのショートスターターでは
先発は相手選手が一巡する3回まで
投げたら交代です。
これでは、先発しても勝ち負けつきません。
記録に残らないと、年俸交渉で有利とは言えません。
栗山監督いわく、昔はセーブなんてなかった。
いつだって”ルールは後からできた”と言います。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2019/07/d08a269fc44f802d5d0b2d0911f806f6-300x225.jpg)
だから、このショートスターターという
考え方も、今はなじみがなくても、いずれ
実績が積み重なったあとにルールになる
ということでしょう。
この手法の是非は今後の評価に委ねる
しかないですが、
「誰が先発は5回、と決めたんだろうね」
という栗山監督の言葉とチャレンジは貴重です。
野球はまだ進化、発展する余地がある
ということですから。
ルールはコロコロ変えることはできません。
だから、先に事実があって、それを
ルールが追いかける、という流れが
いちばんしっくりいきます。
これは野球だけに限らず、
むしろ会社組織のルールは
そうあるべきです。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/04/af28aaa0dc0b6b428b6935ac5ef0ce1e-300x198.jpg)
よって人事制度でも、
現在を検証せず、いきなり
理想の形に走ることは危険です。
まずは現在の状況をルールに落とし込んで
そのうえで理想とするべき制度に進化させて
いきましょう。
人事制度は定年までどう育ってほしい
のかを30~40年範囲で考えるものです。
再現性のあるもの、普遍性のあるものに裏打ち
されたものであるのがよいでしょう。
少なくとも人事制度の効果は「遅効性」です。
現在の制度を判断するにしても、新しい仕組みを
取り入れるにしても、よく目を凝らして
見定めなければなりません。
![](https://www.suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/06/knowhow6-300x225.png)
このとき、見定める基準となってくれるのは
やっぱりビジョンです。
やろとしていることはビジョンの線上に
あるのだろうか。
ビジョンを実現することに近づくための
改善なのか。
という自問自答です。
お読みいただき、ありがとうございました。
このブログを編集して、
メルマガを平日毎日お届けしています。
ご希望の方は、 下記フォームより
ご登録ください。
![メルマガ申し込み](http://suzukey-stone.com/wp-content/uploads/2018/06/content_106.png)